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Museo del Prado - Joaquín Sorolla

2009.06.22.Mon.13:56
sorolla1

プラド美術館では、現在、ホアキン・ソローリャ Joaquín Sorolla 展を開催しています。

ホアキン・ソローリャの名はこちらへ来てから知りました。ソローリャはバレンシア生まれで (1863-1923)、 スペイン外光派の代表的画家と言われています。

外光派って何?
作品を見てみると、文字通り、外の光がキャンバスにあふれていました。ソローリャは、「光の画家」 とも称されており、フランスの印象派の影響を受けているそうですが、これも一目でわかります。

その眩しすぎるほどの絵の中の外の光に、ワタシは何だか圧倒されてしまいました。確かにスペインの陽射しは強く、一日の日照時間は長く、この季節は夜 10 時 ごろまで明るいのです。

ソローリャの絵を見ていると、こんなにも、スペインって底抜けに明るい国だったのかと、思い知らされたような・・・。マドリードはちょっと辛気臭いと思っているワタシに、反駁を加えるかのごとくなのです (笑)。

この展示では、スペイン国内の風景画を数多く見ることができます。特に、Hispanic Society of America のために描いた、Visión de España (スペインの風景) と題された 14枚 のパネル画では、スペイン国内の各地方をそれぞれ特有の風景、人々、生活が描かれていて民俗色豊かで、ちょっとしたスペイン国内旅行の気分を味わえます。

この画家は地中海沿岸のバレンシア出身ということも影響しているのでしょうか、絵を見ているだけで眩しくてサングラスが欲しいと思ったのは初めてです (笑)。

Link to ⇒ Museo del Prado HP Joaquín Sorolla


マドリード市内には ソローリャ美術館 Museo Sorolla もあって、こちらはソローリャの自宅兼アトリエだったところが美術館になっています。こじんまりとした小さな美術館です。

sorolla2

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Entrada gratis

2009.05.31.Sun.23:03
マドリード市内の美術館・博物館では、指定曜日または時間、期間によっては、入場無料 (entrada gratis) になるところが多いです。実はプラド美術館も例外ではありません。

旅行だと立ち寄ろうかどうしようかちょっと迷ってしまうような美術館をハシゴしてみました。


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国立考古学博物館 Museo Arqueológico Nacional

arqueo

アルタミラ洞窟 La cueva de Altamira のレプリカがあるというので、コロン広場 Plaza de Colón 近くにある国立考古学博物館を訪ねてみました。

でもお目当のレプリカは見られませんでした。
ここの目玉のハズなのに・・・

博物館はリノベーション中で、展示品をすべて見せることができないため、現在公開されている常設展 Tesoros del Museo Arqueológico Nacional は、とてもこじんまりしていますが、入場は無料です。

無料なので損した気分にはなりませんでしたが、ちょっぴり残念。

でも、よくよく調べたら、アルタミラの洞窟のレプリカって日本にもあるのですね~。志摩スペイン村のパルケエスパーニャ内にあるそうです。レプリカ自体は世界に 3 つしかないのに、灯台下暗しですね。



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国立装飾博物館 Museo Nacional de Artes Decorativas

decorativa

貴族の邸宅を改装して使用されている国立装飾博物館は、プラド美術館のすぐそばにありますが、気にしていなければ、通り過ぎてしまうような建物です。

中に入ると、中央が吹き抜けになった 5 階建ての建物です。各階、吹き抜けを中心にぐるりといくつもの部屋が囲んでいて、博物館なのに、人が住んでいたという生活感が残っているようなところです。

展示物は、その名の通り、家具、陶器、装身具、食器などが日常の品々が並んでいます。

丹念な細工が施されたチェストとか、透かし彫りの美しいガラスのコップとか、スペインらしい厚手の陶器とか、1 個欲しいなぁ~なんて見ながら思いました。

博物館なのにこう言っては申し訳ないのですが、ちょっと質の良い、大きなアンティークショップを見ているような感じです。

日曜日は入場無料です。



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カイシャ・フォルム・マドリード Caixa Forum Madrid

caixa

あれ? こんなところにギャラリー? 美術館?

カイシャ・フォルム・マドリードは、La Caixa というカタルーニャを代表する銀行によって設立された文化センター。バルセロナにももちろんあります。21 世紀独自のソーシャル カルチャーの拠点になることを目指しているそうです。

プラド美術館からはパセオ・デル・プラド通りを挟んだ向かい側にあります。なんだかとても奇妙な建物があるなぁとは思っていたのですが、文化センターだとは知りませんでした。ここのセンターでは、展示会だけでなく、音楽祭、定例会など、さまざまな催しに使用されています。

現在は、フォーヴィズム派のフランス画家 モーリス・ド・ヴラマンク Maurice de Vlaminck 展が開催されています。モーリス・ド・ヴラマンクの作品は、素人が見ても、ゴッホやセザンヌの影響を受けているなぁとわかるようなタッチでした。

ともあれ、マドリードの空気に飽きたら、無料でフランスの香りに遭遇できます(笑)。



Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofia

2009.05.28.Thu.22:28
reinasofia


プラド美術館から歩いて 5 分のところに、ソフィア王妃芸術センター Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofia があります。

↑ この日はちょうど土曜日で入り口に長蛇の列。なんか今日は混んでるなぁなんて思っていたら、土曜日の 14:30 以降は無料で入場できるということをすっかり忘れていました。

もともとは病院として建築中だった建物を美術館にしたそうで、建物の内部に入っても、美術館という感じがしませんが、余計なゴテゴテしたものは一切ないので、現代美術を鑑賞するには、とても見やすいところです。

この美術館の目玉作品と言えば、パブロ・ピカソの 「ゲルニカ Guernica」 で、この美術館の名前を知らなくても、この作品については見知っているのではないでしょうかね。

この 「ゲルニカ」 の下絵に関する資料、習作、「ゲルニカ」 に関連する作品なども展示されていて、その制作過程がよく分かるようになっています。

また 「ゲルニカ」 のテーマとなっている、スペイン内戦についての資料や、戦場カメラマンとして有名なロバート・キャパの写真も展示されたり、フィルムも上映されているので、そうした美術品を通してスペイン内戦に関する理解を深めることができるようになっています。

とは言うものの・・・
スペイン内戦に関する知識に乏しすぎるワタシ・・・(汗;;;)

「こりゃ、いかん」 と思い、ネットでいろいろな知識を仕込んでから再訪しました。

以前は、プラド美術館の別館で防弾ガラスで厳重に保護された 「ゲルニカ」 しか見ることができなかったそうですが、現在は、ガラスは取り除かれていて、直に見ることができます。

「ゲルニカ」 は、白、黒、灰色の世界です。不思議なのですが、絵を見ているような気がしなくて、モノクロだからなのか、写真を見ているような気がしました。物も人も動物も、あっち向いたりこっち向いたりと、写実性からはほど遠いのに、写真のように思えたというのが新鮮でした。

ゲルニカについての解釈は、専門家によって議論されているようですが、おそらく正解はなくて、これは、やはり見た人ひとりひとりに委ねられていると思います。

ソフィア王妃芸術センターには、ピカソの他に、ダリ、ミロなど、近現代美術の作品が数多くあります。



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▼ 読みたい本
「ゲルニカ ピカソが描いた不安と予感」(光文社新書)
宮下 誠 著


Museo Nacional del Prado

2009.05.24.Sun.22:27
prado

マドリードの観光名所 No.1 と言えば、プラド美術館 Museo Nacional del Prado でしょうか。

マドリードの中でも、このプラド美術館とその周辺の公園が一番美しいところだと個人的には思います。休日に散歩をするのも気持ちいいし、この一帯だけを見ていると、辛気臭さは感じられません(笑)。

美術館には 3 つの入り口があります。
ゴヤ門、ベラスケス門、ムリーニョ門とそれぞれに銅像が建っています。

goya


プラド美術館は、何と言ってもスペイン絵画の宝庫。ムリーニョ、ベラスケス、ゴヤ、エル・グレコ・・・このあたりは必見です。他にも、フラ・アンジェリコの「受胎告知」や、ルーベンスのコレクション、ボッシュの「快楽の園」など、名画と呼ばれている作品もたくさんあります。

全部見てまわろうと思うと、1 日は必要ですかね。ワタシはたいてい、今日はゴヤ部屋 (←ワタシが勝手に名づけています) しようかな、ベラスケス部屋にしようかなと、その日の気分で、テーマを決めて見ることにしています。部屋と勝手に言っていますが、部屋はひとつではなくていくつもあります。じっくり見て歩くと、なんだか作品に圧倒されてしまって、心理的にとても疲れてしまうので (←単に歳のせい?・笑)、目的を達成したら、カフェでお茶して帰ります(笑)。


今年の 1 月、プラド美術館から発表された 「巨人」 の作者をめぐる公式見解では、これまでゴヤ作と言われていた 「巨人」 は、実はゴヤの弟子による作品だという結論に至りました。プラド美術館では、1931 年からずっと、ゴヤ作として展示されていたそうです。本物を見たことがなくても、だれもが教科書か何かで見知った絵だと思います。定説が覆された絵だと思うと、それもまた面白いですね、

「巨人」というタイトルのせいか、ワタシはとても大きな絵だとばかり思っていたのですが、この作品、あまり大きなものではありませんでした。ゴヤ作ではなくなったけれど、ゴヤ部屋にあります(笑)。


こちらは、プラド美術館のガイド本(英語版)。この本を持って、ちらちら見ながら歩きます。

guide

プラド美術館オリジナルのガイド本は数種類あって、このガイド本の日本語版はありません。別のガイド本では日本語版もありますが、掲載作品の説明文の字体フォントが気に入らなくて (爆)・・・


プラドだけでなく他の美術館でもそうですが、やはり、絵を見るというのも、ひとつの出逢いというか、めぐり合いみたいなものがあるなぁと思いますね。

それに、その日の気分や、新しく仕入れた情報、知識によっても、見る目が左右されるような気がします。以前には何とも思わなくても、次に見たら、「あれっ」 と気づくこともあったりしますね~。

Museo Thyssen-Bornemisza

2009.04.21.Tue.21:31


thyssen

マドリードの 3 大美術館といえば、Museo Thyssen-Bornemisza (ティッセン=ボルネミッサ美術館)、Museo Nacional del Prado (プラド美術館)、Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofia (国立ソフィア王妃美術センター) です。3 館とも Paseo del Prado 沿いにあり、Paseo del Arte (パセオ・デル・アルテ: 芸術の通り) と呼ばれています、その呼び名のチケットを購入すると、3 館とも入館でき、通常料金より少しお得です (↓写真参照)。

ティッセン=ボルネミッサ美術館は、ティッセン=ボルネミッサ家のプライベート コレクションを集めたもので、個人コレクションとしては、英国のエリザベス女王に次いで世界第 2 位だとか。現在は、スペイン政府によって購入されています。

ティッセン家の経済基盤は、ドイツの鉄鋼王だった August Thyssen により築かれ、美術品のコレクション自体は、後代の Heinrich Thyssen-Bornemisza、Hans Heinrich Thyssen-Bornemisza によって熱心に行われたそうです。

コレクションがマドリードの移る前は、スイスのルガノに所有していたヴィラに収蔵していて、そこが手狭になったため、マドリードのビジャエルモサ宮殿が新たな収蔵場所として選ばれて移ってきたそうです。

コレクションには、イタリアのルネサンス前派、ドイツルネッサンス、17 世紀オランダ絵画、19 世紀アメリカ絵画、印象派、ドイツ表現主義、ロシア構成主義、幾何学的抽象絵画、ポップアートを含む約 800 点の作品が所蔵されています。展示は、約 700 年にわたる年代を追って構成されていて、西洋絵画史の流れがわかるようになっています。とりわけ、この作品群が、スペインの美術館の収蔵作品で手薄だった分野を補完しているという点が特徴だと聞いたのですが、プラド美術館に行ってみたら、なるほどねと思いました。

それにしても、個人コレクションでこれだけ収集するってすごいですよね。一体、その美術的価値はおいくらぐらいなのかしらと、ついつい庶民は、下世話な勘ぐりをしてしまいます (笑)。

Link to → Museo Thyssen-Bornemisza HP

ticket



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