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突き放されても、撃たれても・・・「エグザイル / 絆」

2009.01.25.Sun.01:02
「エグザイル / 絆」

原題:放・逐 Exiled
監督:杜峯 (ジョニー・トー)
制作年:2006 年
制作国:香港
主演:黄秋生 (アンソニー・ウォン)、呉鎮宇 (フランシス・ン)、張耀揚 (ロイ・チョン)、林雪 (ラム・シュ)、張家輝 (ニック・チョン)、任達華 (サイモン・ヤム)、何超儀 (ジョシー・ホー)

さすが、2007 年の TOKYO FilMex を湧かせた作品。

FilMex で見逃したので、楽しみにしていましたが、とてもスリリングで、ストーリー展開のエンジンがかかってからのスピード感は息を呑む面白さでした。

ドンパチ流血の銃撃戦シーンというのは本来あまり好きではありませんが、この銃撃シーンは華麗でスタイリッシュ、見ごたえがありました。映画の中の撃ち合いは、意味のない、単なるアクションの添え物にすぎないものが多々あるのですが、この作品では、意味のある撃ち合いもあるのだということを知りました。

社会的には悪業に手を染めるアウトローな彼らをやや美化しているきらいはありますが、そこはエンタメの特権だと理解する必要もあります。

仁義なき戦いなのか、仁義ある戦いなのか。

あちらを立てればこちらが立たず。

邦題の「絆」という副題は、いかにも日本らしいベタな押し付け感がありますが、アウトローであってもなくても、人間と人間の絆は、その人間同士の価値観によって決められるということなのでしょうか。

そして、原題の「放逐」が、彼らの置かれた極限的な状況をよく説明しています。行く着く先、帰るところ、拠りどころのない彼ら。不思議と悲壮感が漂ってきません。

表からも裏からも完全に突き放されてしまった彼らに残された道、いえ、究極的には彼ら自身が選んだ道は、潔さにあふれていたような気がしました。


マカオへは、1 年半前の夏に訪れました。返還後のマカオはカジノブームに湧き立っていました。
この通りも歩いた記憶があります。


exiled



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叙情と叙事の間で

2009.01.15.Thu.23:50
「幸福」

「フレンチシネマで5週間」上映作品 @K's Cinema
原題 : Le Bonheur
監督・脚本:アニエス・ヴァルダ
製作年 : 1965年
製作国 : フランス

あらすじ⇒ goo映画

happiness

なかなか衝撃的な作品でした。
好むと好まざるとにかかわらず、必然的に幸福とは何ぞやと考えさせられてしまいます。 

「幸福」 の追求とか、男と女の間に存在する普遍的な差異とか、そういう堅苦しい理屈付けではなくて、もっと直截的に問いかけてくるような気がしました。直截的と言っても、喜怒哀楽の感情表現に訴えてくるのではなくて、周辺情報が語りかけてくるとでも言えばいいのでしょうか。

たとえば、音楽だったり、色彩だったり、カメラワークだったり・・・

軽やかに流れるモーツァルトのクラリネット五重奏はとても皮肉に聞こえ、この心地良いミスマッチがこの作品の核心を語っているように思えます。

冒頭に映し出される大きなひまわりがとても印象的で、テレーズが着ているワンピースも暖色系のひまわりプリント。そのうち、テレーズのワンピースの色が寒色系へと変化していくのも面白いのです。

冒頭に家族 4 人が森に入ってくる姿は正面の姿で、季節は夏で、最後に家族 4 人が森に入っていく姿は後ろ姿で、季節は秋です。

セリフが少なく感傷的な部分やキャラクターもミニマムに抑えられており、登場人物には誰もが成りうることさえ示唆しているようですが、かといって叙情的な側面を放棄しているわけではありません。表面からは読み取れない内面の遷り変わりを叙事的にカメラがしっかり捉えています。

「幸福」 は実はすぐ手の届くところにあり、捕まえたかと思うとまたすぐに手から滑りおちてしまう、そんな無常観さえ漂ってくるのですが、そこは、クラリネットが陽気に吹き飛ばしてくれる、そんな作品になっています。

この作品の製作背景には、1960 年代のフェミニズム運動とも絡んでくるようです。



捨てる神 vs 拾う神

2009.01.15.Thu.23:47
「落穂拾い」

原題:LES GLANEURS ET LA GLANEUSE
監督・脚本:アニエス・ヴァルダ
カテゴリ:ドキュメンタリー
製作年:2000年 公開:2002年
製作国:フランス
言語:フランス語
上映時間:82分

あらすじ ⇒ goo 映画

otibohiroi

先日実家に宅配便を送ろうとした際、手元にちょうどよい大きさのダンボールがなかったので、マンションのゴミ置き場にあるダンボール収集箱をのぞき、適当な大きさのダンボールを見つけました。

ダンボールを漁りながら、ふと、この「落穂拾い」を思い出しました。「捨てる神あらば拾う神あり」とはよく言ったものです。

この作品は、ミレーの名画「落穂拾い」から、現代の「落穂拾い」を通じて、「拾う」ことをテーマとしたドキュメンタリー作品です。ドキュメンタリーらしく、カメラは淡々と事実を映し出しているのに、味わい深くて人間くさいところがこの作品の魅力だと思います。こんなに面白いと思ったドキュメンタリーは初めてです。

ミレーの「落穂拾い」に見られるように、夕暮れに収穫の後に畑に散らばる落穂を腰をかがめて拾う女たちの姿は慎ましく、当時、落穂は貧しい生活をわずかでも支える糧となっていたのです。

そして、現代の落穂拾いはというと、飽食の現代人が食い散らかした食べ残しや売れ残りを漁る人々だったり、食べ物に限らずとも、誰かがゴミとして廃棄したものを再利用する人々の姿が映しだされます。

現代の落穂拾いの背景は、実に多様であることもよくわかります。「拾う」行為は、貧困な生活を補う手段にもなりうるし、もったいない精神に基づく環境保護的運動にもなりうるし、芸術家の創作意欲をくすぐるアート素材の対象にもなりうるのです。ただ、どこか人間の傲慢さを感じます。物や自然に対する敬意を忘れているようなそんな気がして、ハッとさせられます。

この作品、ドキュメンタリーの極意を見た感じがします。

編み物と暗号解読!?

2009.01.14.Wed.23:40
crochet

編み物って世界共通の決まりごとに基づくクラフトなんだろうかと思って、ネットで海外の編み物サイトをのぞいてみたら、編み図記号や記号に対応する編み方はどこでもほぼ共通しています。針の規格は国によって異なる場合があるようですが・・・。

編み物の歴史を紐解くと、旧石器時代に遡るそうです。狩猟で使用した籠、紐、縄がそのルーツにあたるようです。ともあれ、現在、日本でニットと呼ばれるクラフトは、欧米から輸入されたものなのでしょう。

♪母さんが夜なべをして手袋編んでくれた~♪ というメロディがふと頭の中で流れると、編み物はなんといっても夜なべ仕事の代表格でもあり、女性がいそしむ地道な家内手工業というイメージですが、そんな小さな世界にも、昔からグローバルスタンダードに近い共通の決まりごとが存在していたようです。

海外の編み物サイトでは、なかなか編み図が見つからず、Design Pattern と書かれてあっても、日本のように親切丁寧に編み方の記号が並ぶ図ではなく、暗号文かっ!!!と思わせる文章の羅列なのです。

たとえば、こんな感じ・・・

Row 1: Ch 169, dc in 4th ch from hook, sk 1ch,dc in next ch, p, dc in same st, .......

英語では、編み方を英文にするととっても長くなってしまうので、省略記号 (Abbreviation) を使用して、編み方の手順を説明するですね。

ch = chain  鎖編み
dc = double crochet  長編み
sk = skip 飛ばす
p = picot  ピコット編み
st = stitch 編み目

編み物をしていない人にとっては何のこっちゃでしょうけれど、いやいや、これは面白い。

棒針 (knitting) とかぎ針 (crochet) では編み方も異なります。ネットで用語集 (glossary) を作成していらっしゃる方のサイトを見つけましたが、やっぱり自分用の glossary を作成するかなぁと、意欲がふつふつと湧いてきました。 


Cinema Index (Europe & Spain & France & UK)

2009.01.13.Tue.16:36
Cinema (Europe)

A Year of the Quiet Sun / 太陽の年 (1984 /ポーランド=アメリカ=西ドイツ)
Ceaser Must Die / 塀の中のジュリアス・シーザー (2012 / イタリア)
Steel / Acciaio (2012 / イタリア)
ミラノ、愛に生きる (2009 / イタリア)
おとなのけんか (2011 / フランス=ドイツ=ポーランド)
ヴェルクマイスター・ハーモニー (2000 / ハンガリー=フランス=ドイツ)
少年と自転車 (2011 / ベルギー=フランス=イタリア)
ピナ・バウシュ 夢の教室 (2010 / ドイツ)
ゴーストライター (2010 / フランス=イギリス=ドイツ)
Pina 3D ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち (2011 / フランス=イギリス=ドイツ)
本を作る男 - シュタイデルとの旅 (2010 / ドイツ)
ミレニアム 3 眠れる女と狂卓の騎士 (2009 / スウェーデン=デンマーク=ドイツ)
ミレニアム 2 火と戯れる女 (2009 / スウェーデン=デンマーク=ドイツ)
ミレニアム ドラゴンタトゥーの女 (2009 / スウェーデン=デンマーク=ドイツ)
アンダーグラウンド (1995 / フランス=ドイツ=ハンガリー)
ルルドの泉で (2009 / フランス=オーストリア=ドイツ)
エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン (2011 / ドイツ)
クリスマスのその夜に (2010 / ノルウェー=ドイツ=スウェーデン)
ニーチェの馬 (2011 / ハンガリー=フランス=ドイツ=スイス)
WUNDERKINDER (2011 / ドイツ)
メランコリア (2011 / デンマーク=スウェーデン=フランス=ドイツ)
We Have A Pope / Habemus Papam (2011 / イタリア)
Footnote (2011 / イスラエル)
ソウルキッチン (2009 / ドイツ=イタリア=フランス)
月夜の宝石 (1958 / フランス=イタリア)
蜂蜜 (2010 / トルコ=ドイツ)
カラヴァッジョ 天才画家の光と影 (2007 / イタリア)
ボローニャの夕暮れ (2008 / イタリア)
私たちの好きな八月 (2008 年 / ポルトガル=フランス)
ドライブ (1994 / チェコ)
雨夜 香港コンフィデンシャル (2010 / ラトビア=香港)
コロラード・キッド (2010 / ハンガリー=イギリス)
ウェディング・ベルを鳴らせ (2007 / セルビア=フランス)
ヤコブへの手紙 (2009 / フィンランド)
永遠と一日 (1998 / ギリシャ=フランス=イタリア)
シチリア!シチリア!(2009 / イタリア=フランス)
Basilicata Coast to Coast (2010 / イタリア)
Through Korean Cinema (2010 / イタリア)
The Four Times / 四つのいのち (2010 / イタリア=ドイツ=スイス)
ある結婚の風景 (1973 / スウェーデン)
バール・マルゲリータに集う仲間たち (2009 / イタリア)
勝利を (2009 / イタリア)
まっさらな光のもとで (2009 / イタリア)
重なりあう時 (2009 / イタリア)
コズモナウタ - 宇宙飛行士 (2009 / イタリア) 
ジュリアは夕べに出かけない (2009 / イタリア)
誰がため (2008 / デンマーク=チェコ=ドイツ)
イタリア的、恋愛マニュアル (2005 / イタリア)
カルメル (2009 / イスラエル=フランス=イタリア)
アンナと過ごした 4 日間 (2008 / フランス=ポーランド)
副王家の一族 (2007 / イタリア=スペイン)
Il grande sogno (2009 / イタリア=フランス)
マルタのやさしい刺繍 (2006 / スイス)


Cinema (Spain)

私が、生きる肌 (2011 / スペイン)
マルティナの住む街 (2011 / スペイン)
ゴヤ (1999 / スペイン=イタリア)
ペーパーバード 幸せは翼にのって (2010 / スペイン)
シルビアのいる街で (2007 / スペイン=フランス)  
BIUTIFUL ビューティフル (2011 / スペイン=メキシコ)
アレクサンドリア (2009 / スペイン)
南から来た女 (2005 / スペイン=アルゼンチン)
CRIA! / カラスの飼育 (1976 / スペイン)
Viridiana / ビリディアナ (1961 / スペイン)
The Hunt / 狩り (1965 / スペイン)
フラメンコ×フラメンコ (2010 / スペイン)
抱擁のかけら (2009 / スペイン)
エル・スール (1983 / スペイン=フランス)
ミツバチのささやき (1973/ スペイン)
第 211 号監房 (2009 / スペイン)
泥棒と踊り子 (2009 / スペイン)
マップ・オブ・ザ・サウンズ・オブ・トーキョー (2009 / スペイン)
ストーリーズ (2009 / スペイン)
激情 (2009 / スペイン=コロンビア)
カミーノ (2008 / スペイン)
クアホ、逆手のトリック (2009 / スペイン)
ヌード狂時代 / S 指定 (2008 / スペイン)
ダンス・オブ・テロリスト (2002 / スペイン=アメリカ)
私の秘密の花 (1995 / スペイン=フランス)
神経衰弱ぎりぎりの女たち (1988 / スペイン)
グロリアの憂鬱 (1984 / スペイン)
サルバドールの朝 (2006 / スペイン)
蝶の舌 (1999 / スペイン)
バッド・エデュケーション (2004 / スペイン)
ハモンハモン (1992 / スペイン)
海を飛ぶ夢 (2004 / スペイン=フランス)
オール・アバウト・マイ・マザー (1999 / スペイン)


Cinema (France)


もうひとりの息子 (2012 / フランス)
Something in the air / 5 月の後 (2012 / フランス)
愛の残像 (2008 / フランス)
美が私たちの決断をいっそう強めたのだろう / 足立正生 (2011 / フランス)
わたしたちの宣戦布告 (2011 / フランス)
愛について、ある土曜日の面会室 (2009 / フランス)
ある秘密 (2007 / フランス)
三重スパイ (2003 / フランス)
この愛のために撃て (2010 / フランス)
サラの鍵 (2010 / フランス)
歴史は女で作られる 〈デジタルリマスター完全復元版〉(1956 / フランス)
ボン・ヴォヤージュ (2003 / フランス)
より良き人生 (2011 / フランス)
The Artist (2011 / フランス)
匿名レンアイ相談所 (2010 / フランス)
ハートブレイカー (2010 / フランス)
セヴァンの地球のなおし方 (2010 / フランス)
6 階のマリアたち (2010 / フランス)
神々と男たち (2010 / フランス)
愛してる、愛していない (2002 / フランス)
夏時間の庭 (2008 / フランス)
君を想って海をゆく (2009 / フランス)
溝 → 無言歌 (2010 / フランス)
Outside The Law (2010 / フランス=アルジェリア=ベルギー=チュニジア)
The Names of Love / Le Nom des Gens (2010 / フランス)
R.T.T. (2008 / フランス)
華麗なるアリバイ (2008 / フランス)
赤と黒 【デジタルリマスター版】 (2009 / フランス)
画家と庭師とカンパーニュ (2007 / フランス)
モリエール 恋こそ喜劇 (2007 / フランス)
リグレット (2009 / フランス)
アンプロフェット (2009 / フランス)
オーケストラ! (2009 / フランス)
旅立ち (2008 / フランス)
昼顔 (1966 / フランス)
男と女のいる舗道 (1962 / フランス)
隠された日記 ~ 母たち、娘たち (2009 / フランス)
突然炎のごとく (1961 / フランス)
オルエットの方へ (1971 / フランス)
メーヌ・オセアン (1985 / フランス)
シャネル&ストラヴィンスキー (2009 / フランス)
ずっとあなたを愛してる (2008 / フランス=ドイツ)
ヴィザージュ (2009 / フランス=台湾)
キング・オブ・エスケープ (2009 / フランス)
PERSÉCUTION (2009 / フランス)
我が至上の愛~アストレとセラドン (2007 / フランス)
モンテーニュ通りのカフェ (2006 / フランス)


Cinema (UK)

第九軍団のワシ (2011 / イギリス=アメリカ)
バンクジョブ (2008 / イギリス)
英国王のスピーチ (2010 / イギリス=オーストラリア)
THIS IS ENGLAND (2006 / イギリス)
Dr. パルナサスの鏡 (2009 / イギリス=カナダ)
Fish Tank (2009 / イギリス)
スラムドッグ・ミリオネアー (2008 / イギリス=アメリカ)


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