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神話、詩、演劇の三重奏

2009.02.08.Sun.23:11
「我が至上の愛~アストレとセラドン」

原題: Les Amours d'Astree et de Celadon
製作年: 2007 年
製作国: フランス=イタリア=スペイン
監督: エリック・ロメール
出演: アンディー・ジレ 、 ステファニー・クレイヤンクール
あらすじ ⇒ goo 映画

amours


17 世紀のフランス人が見た 5 世紀 (ローマ時代) のガリア人の話。

「究極の愛と官能」というキャッチフレーズは、やや誇張しすぎかもしれません。ニンフが出てきたり、ガリア人の「愛」の観念や、ローマ神への信仰など、現実とも夢とも区別のつかない、神話的、牧歌的そして、耽美的な世界が広がっていました。

エリック・ロメール監督、最後の作品とも囁かれていますが、本当のところはどうなのでしょうか。

個人的には、ロメール監督らしい映像の美しさに心惹かれました。フランス語は分かりませんが、セリフの響きがとても美しかったように思えました。とくに映像からは、森、草原、川など、自然と人間との調和が見て取れます。

一方で、ストーリーはお姫様と王子様のお伽話的な神話のようであり、楽器を奏で歌を口ずさむ古代人の詩を聞いているようでもあり、夢と現実を行き来する演劇を見ているようでもあり、不思議な空間を様々な切り口から鑑賞できる作品だと思います。

古典的な恋愛劇なので、現実にふと戻ってしまうと、突っ込みどころ満載になってしまいますが、それもまた、別の切り口による鑑賞ということで、楽しめるのではないでしょうか。

セラドンの美しさには心癒されます(笑)。

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