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目指せ、ロマンチスト?

2009.07.04.Sat.17:15
「私の秘密の花」

原題: La flor de mi secreto
製作年: 1995 年
製作国: スペイン / フランス
監督: ペドロ・アルモドバル
出演: マリサ・パレデス、ファン・エチャノベ、カルメン・エリアス、ロッシ・デ・パルマ、チェス・ランプレアヴェ

la flor de mi secreto


[あらすじ] (参照: goo 映画
アマンダ・グリスというペンネームを持つロマンス小説作家のレオ (マリサ・パレデス) は、軍人である夫パコ (イマノル・アリアス) が不在がちで心理的に不安定な毎日を送っている。彼女が書くロマンス小説はベストセラーにもなるほどの人気だが、彼女は自分の素性を出版社以外には隠しているため、謎の小説家である。レオを心配した親友のカウンセラーのベティ (カルメン・エリアス) は、新聞社の編集者アンヘル (ファン・エチャノベ) をレオに紹介する。アンヘルは、アマンダ・グリスに関する文芸評論を書いてみないかとレオに提案し、レオは戸惑う。



■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


またもや、人間関係の複雑なアルモドバル作品ですが、これまで女性を主人公にすえた作品を 3 本続けて観てみると、この監督が描く女性はとてもとても繊細で、ときにパニックを起こしそうになるほど追い詰めらる女性が多いです。

こうした女性の視点による切り口を、監督が同性愛者であるから得意としているのかどうかは分かりませんが、作品に見られるナイーブな女性は、ワタシにはどこか男性的な硝子のナイーブさやロマンチストな部分を感じさせます。もっと女はしたたかで、逞しく、割り切った部分も持ち合わせていると思うのですが。

レオの書くロマンス小説の傾向が、だんだんとハッピーエンドで終わる小説でなくなり、出版社の編集者から契約違反だと罵られるのですが、冷めた夫婦関係は、もはやレオに幸せいっぱいの男女関係を書くことさえ許さなくなってしまうのです。幸せじゃないとロマンス小説は書けないものなのでしょうか (笑)。

だいたい、夫がプレゼントしてくれたブーツを脱ごうとしても脱げない、夫しかそのブーツを脱がせられずパニック寸前になるという、その設定が笑えるというか、夫への固執を表現しているのでしょうけれど。

監督によると、レオは 「捨てられる女」 の象徴なのだそうです。中年女性が夫に捨てられ、孤独に苛まれる姿というのは、惨めすぎて同じ女性としてあまり見たくありません。

ボロボロになった心を引きずる惨めな女性が立ち直るには、仕事に生きるか、新たなロマンスしかありません。観る者の要求どおり、レオの前には、ちょっと小太りの王子様 (爆) が現れます。

若い夫に捨てられても、また新たなインテリな男性が目の前に現れ、自分に惚れてくれるなんて、ボロボロになった甲斐があるというものです。ウラヤマシイ~~。

結局、この作品自体が、ロマンス小説じゃないか!! とツッコミたくなりましたが (笑)、実は、誰よりもロマンチストなのは監督なんじゃないの??と思ってしまいました。

そうそう、この作品には、フラメンコの踊り手役でホアキン・コルテスが出演していました。何年前だったか、ホアキン・コルテスの来日公演を東京国際フォーラムで観たことを思い出し、ワタシってつくづくミーハーだわ~と再確認。でも、また来日してね~、ホアキン♥


★★★



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