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もつれた心の糸が解けて

2009.02.07.Sat.02:20
「モンテーニュ通りのカフェ」

原題: Fauteuils d'orchestre
製作年: 2006 年
製作国: フランス
監督: ダニエル・トンプソン
出演: セシル・ドゥ・フランス、シュザンヌ・フロン、アルベール・デュポンテル、ラウラ・モランテ、クロード・ブラッスール、アネリーズ・エスム、クリストファー・トンプソン、ヴァレリー・ルメルシェ
あらすじ ⇒ goo 映画

orchestra seat


原題は、「オーケストラのイス」かな。モンテーニュ通りとか地名を特定しているわけでもないのに、相変わらず、邦題の微妙なセンス。

原題がなぜ「オーケストラのイス」と言っているのか、これは作品を観て初めて納得すると思うのですが、「モンテーニュ通りのカフェ」じゃ、映像風景そのままですね(笑)。

邦題に難癖つける気はありませんが、せっかくステキな原題なのに・・・

この作品の舞台となるモンテーニュ通りはパリ 8 区にある大通り。モンテーニュ通りにある劇場も、オークション会場も、ホテルも、そして劇場前のカフェも実在しているそうです。パリに行ったらロケ地めぐりしたくなりますね。

このカフェに集う人々の悲喜こもごもを描いた、オムニバスを何通りも組み合わせたような作品です。カフェに集う人々も、それぞれが抱える悩みや問題に、それぞれがときに絡み合ったり、なかなか楽しい仕上がりになっています。

個人的には、ピアニスト扮するアルベール・デュポンテルのストーリーが好きです。芸術家という称号を与えられたばかりに、音楽に対して純粋になりたくても周囲が許してもらえず、理解されない寂しさ、芸術家の孤独、やるせなさが描かれていて、とても好きです。堅苦しいタキシードを脱ぎ捨て、パンツ一丁とは言いませんが、白い下着一丁でピアノを弾く姿は、伝統や芸術性を重んじるパリの街に合わないからこそ、なんだか心惹かれました。

どのストーリーも、糸が絡みあって、なかなか解けない、そんな状況。そんなもつれた糸が、さらりとコミカルに、そしてケ・セラ・セラ風に (フランス語だと "Ce qui sera, sera" ) 解けていきます。

カフェというオーケストラに集うひとりひとりが、カフェのイスに座り、ハッピーであっても落ち込んでいても、その時々の心の音楽を奏でるように、日常を送る姿が描かれているような気がします。

私もそんなカフェにちょっと立ち寄って、カフェラテを飲みたいなぁ。いや、ワインにしようかな。


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