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道標があってこそ... 「追憶の切符」

2009.09.11.Fri.00:29
「追憶の切符」

原題: 車票
製作年: 2008 年 
製作国: 中国
監督: ジェイコブ・チャン(張之亮)
出演: ズオ・シャオチン(左小青)、ニコラス・ウー(吳奇隆)、セシリア・イップ(葉童)


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[あらすじ]
テレビレポーターとして都会で働くユートン (ズオ・シャオチン) は、孤児として教会の施設で育った。、育ての母であるシスターの死をきっかけに、実の親を捜す旅に出る。



■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


NHK BShi で放送していた、昨年の NHK アジア・フィルム・フェスティバルでの上映作品です。

正統な描き方の中国版 「母をたずねて三千里」。雲南地方の山あり谷ありの道が、どれほどの距離なのか正確にはわかりませんが、単に物理的な距離ではなくて、心理的な距離として、おそらく主人公にとってはとてつもなく遠かったのではないでしょうか。

ユートンはテレビレポーター。ストーリーは、生まれる前から心臓に障害があるとわかっていながら子供を出産する夫婦を取材するところから始まります。取材先では、彼女自身がカリカリして落ち着きがなく、 'つかえ' が心の奥底に沈んでいるのが見て取れます。

孤児として自分を教会施設で育ててくれたシスターが亡くなったことがきっかけとなり、産みの母親探しの旅へと出かけます。

ここでは、母親にたどりつくための道標は切符でした。それが後に、割符のごとく、母と子を結ぶものとなるのですが。どんな道を歩くにせよ、道標があってこそ、目的地に近づけるような気がします。道標がないままに、さまようのは楽ではありませんね。道標を見つけることも、また試練なのかもしれません。


親子の絆という普遍的なテーマですから、さして目新しさもありませんが、わかっているけど再確認したい内容なのかもしれません。

それにしても、映画の背景となっている中国・雲南地方の風景には、とても心惹かれます。まるで絵か何かのような色彩や、自然のたくましさがにじみ出ています。

中国には、知られざる自然の景色がまだまだあるに違いなく、そうしたものだけでも映像的には十分に素材になりうると思います。これからの中国映画で、そういう風景も楽しめるのではないでしょうか。



★★★ (3/5)



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