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不屈の精神に脱帽

2009.09.29.Tue.13:23
「クアホ、逆手のトリック」

原題: EL TRUCO DEL MANCO
製作年: 2009年
製作国: スペイン
監督: サンティアゴ・A・サンノウ
出演: エル・ランギ (ラ・エクセプシオン)、オボノ・カンデラ、アリシア・オロスコ

第 6 回 ラテンビート映画祭 上映

trucodelmanco


[あらすじ] (引用: LBFF 公式サイトより)
スペインの貧困地区。不正取引で稼ぐクアホ (エル・ランギ) は、脳性麻痺の不自由な身体を懸命に動かし、今日も友人アドルフォ (オボノ・カンデラ) を熱心に口説いていた。「ヒップホップを思う存分やれるスタジオを作ろう」。半信半疑のアドルフォを強引に引っ張り込み、店舗を確保したクアホは職人を雇って早速スタジオ作りを始めるが、改装工事の費用が思うように稼げずに焦り始める。追い詰められた二人は遂にヤバイ商売にも手を出すことになり...。


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


ミステリーサスペンスかと惑わされそうな邦題のタイトルですが、社会派ドラマです。

クアホを演じたエル・ランギは、ラ・エクセプシオン (La Excepción) というラップグループのリーダーで、役柄そのままに脳性麻痺で不自由な四肢を抱えながら、音楽活動をしているそうです。

ストーリーは、貧困層に暮らす若者が、なんとか自分の夢を実現させようと奔走する話と言ってしまうと、単純な話なのですが、背景説明など一切ないので、枝葉のないむき出しの樹の幹のようなそんな作品です。

アフリカ移民のアドルフォと体の不自由なクアホは、社会から置き去りにされた貧困層の象徴的な存在のようでもあります。

クアホが歌うラップの意味は分かりませんでしたが、怒鳴り声に近く、社会の底辺からの叫びとも受け取れました。

友人のアドルフォが何もかも投げ出そうとすると、クアホが言い放つ、「オレの前で '無理だ' と言うな。オレにとってはトイレに行くのも風呂に入るのも厄介なことなんだ」 というセリフが一番響きましたね。

この映画は、クアホがシャワーを浴びるところから始まるのですが、このごく日常的な行為が、どれほど難儀であるかということから始まるところに意味があるのだと思いました。

邦題の意味がちょっと分からなかったのですが、原題は、手足の不自由な人 (el manco) の秘訣 (el truco) という意味なので、秘訣は、夢を諦めないということなのだなと勝手に納得しました。



★★★


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