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憂鬱な境界線

2009.09.29.Tue.15:25
「よそ者」

原題: LOS BASTARDOS
製作年: 2008年
製作国: メキシコ / フランス / アメリカ
監督: アマ・エスカランテ
出演: ヘスス・モイセス・ロドリゲス、ルベン・ソサ、ニーナ・サヴァリン

第 6 回 ラテンビート映画祭 上映

bastardos


[あらすじ] (引用: LBFF 公式サイトより)
ロスで暮らすメキシコ人不法移民のヘススとファウストは、日雇いの仕事が舞い込むのを路上で待つだけの生活を送る。しかしその日、ヘススはいつものデイパックに銃を忍ばせていた。桁違いの稼ぎを目当てに命懸けでアメリカ国境を不正に越えるメキシコ人は後を絶たないが、圧倒的な経済力を誇る大国の生活が幸せに満ちている訳でもない。半ばアイデンティティの崩壊した移民と、物質的充足の影に孤独を抱えるアメリカ人の間に、果たして人間的な交流は成立するのか。


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


2008 年カンヌ国際映画祭 ある視点部門の正式出品作でもあり、各地のラテン系映画祭で評価が高かった作品のようですが、心に沁みる作品というわけではありませんでした。

インディー映画特有の要素である、憂鬱、暗さ、セリフの少なさ、衝撃のラストはもれなく付いてきました。

長回しのシーンが多くて、とにかく時間をかけてゆっくり撮られているのですが、その割には登場人物の行動が不可解でもあり、ワタシには難しすぎるのか、どうもしっくりきませんでした。

貧困なメキシコ不法移民に焦点を当て、富の象徴的存在のアメリカと対比させながら、持たざる者のの痛みと同時に持てる者の苦悩を描こうとしていることは、限られたセリフにもかかわらず、よく伝わってきたと思います。

国境に象徴される人と人を隔てる境界線のようなものは、一体何だろうかとも考えさせらることも確かです。

でも、一歩間違えると移民の鬱憤ばらしのような気もしないでもなく、正直、後味が良くありません。少年ファウストは、これからもいつ爆発するとも限らない鬱憤を抱えて生きていくのでしょうか。それとももう諦めたのでしょうか。いずれにしろ救いが見えなくて...

どういった切り口、あるいは視点で、この映画を見るかによって評価が異なるのかなと...



★★


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