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ミッションぽっしぶる?

2009.10.06.Tue.01:56
「リミッツ・オブ・コントロール」

原題: The Limits Of Control
製作年: 2008 年
製作国: アメリカ
監督: ジム・ジャームッシュ
出演: イザック・ド・バンコレ、ジョン・ハート、ビル・マーレイ、ガエル・ガルシア・ベルナル、工藤夕貴


limitsofcontrol


[あらすじ]
ある孤独な男 (イザック・ド・バンコレ) は、何らかのミッションを遂行するために雇われる。スペインの街をさまよいながら、名も知らない人間とコンタクトを取り、ミッションの的に導かれていく。


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


この作品を見る前の知識は、風景がスペインだということ、ガエル・ガルシア・ベルナルが出ているということだけでした。よく見たら、監督はジム・ジャームッシュで、一瞬しまったと思いましたが (笑)、あとの祭り。

こりゃ監督のインタビュー記事を鑑賞後にじっくり読んで噛み締めなきゃねと... 

コチラ ⇒ ジム・ジャームッシュ監督が語りつくす!最新映画 「リミッツ・オブ・コントロール」


主人公には名前もありませんし、何者なのかもさっぱりわかりません。でもこの主人公は、なぜか太極拳が得意。武器は使わない、素手で勝負ということのようです。場所を移動するたびに、2 つのエスプレッソを目印に現われる怪しげな人々。最初に交わす会話はいつも同じ質問...

Usted no habla español, ¿verdad? - No.
あなた、スペイン語で話せないんですって? - 話さないよ。

ミッションへ導くため、主人公の前に次々と現われる人々による伝言ゲームなのか (笑)。こういう繰り返しの場面で構成されています。インタビューにも出てきますが、この繰り返しには、監督のこだわりがあるようです。

ストーリーなんて、無いような有るような、一体何が面白いのか...そう聞かれると困るような作品なのです。

一体、どんなミッションがあるのか? この人は誰? 何をしてるの? どこから来たの? どういう関係? などなど疑問符は尽きることはありません。謎解きは、すべて観客の想像力に委ねられている、ちょっとズルイ作品です。


個人的には、主人公が旅するスペインの風景が最高でした。ワタシがマドリード滞在中に何度も訴えた (笑)、マドリードのあの辛気臭さが滲み出ています。ほらね、やっぱりねと。そして自分が住んでいた近所の風景が映されると、おおぉーと感激したり。ソフィア王妃芸術センターの場面も懐かしいです。

そして、主人公は、AVE に乗ってセビーリャに行きます。セビーリャの建物のタイルの美しさに目がひきつけられます。セビーリャでのフラメンコの場面は、映画の本筋とは関係ありませんが、さすが本場、息を呑むような素晴らしいパフォーマンスでした。

建物や街の風景など、背景の映像は凝りに凝っていますし、色彩感覚も研ぎ澄まされています。こういう映像、どこかで観たような... と思ったら、撮影はクリストファー・ドイルでした。あらあら、納得です。

正直、見終わって、どういう感想を持ったら良いのか複雑な気持ちだったワタシ。

近くにいた若いお兄さんが、「こんなにもスタイリッシュで、洗練された映像を見られて良かった~」 と連れの人に語りながら通り過ぎていきました。ほおぉぉ、なるほどね。これは素直に受け止めようと思ったのでした。



★★★


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