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[PIFF 2009] 10. 「Paju」

2009.10.27.Tue.12:07
「Paju」

原題: 파주 (パジュ)
製作年: 2009 年
製作国: 韓国
監督: パク・チャノク
出演: イ・ソンギュン、ソウ、シム・イヨン、キム・ボギョン

paju

[あらすじ]
ウンモ (ソウ) は何年かぶりに故郷のパジュに戻ってくる。そこで、数年前に事故で亡くなった姉 (シム・イヨン) の事故死をめぐり、義兄ジュンシク (イ・ソンギョン) がウンモのために保険金を残していることを知る。ジュンシクは、パジュの都市開発で家や土地を奪われる人々と共に、開発反対運動のリーダーを務めている。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


この作品は、今週木曜日から韓国で公開される作品です。

話が複雑で、内容を一言であらわすのはとても難しいです。義兄を愛した少女の禁断の愛、みたいなキャッチコピーになっていますが、ただのラブストーリーでもなく、それどころか、本当にラブストーリーなのかも疑わしく思える作品です。

話が複雑だった理由は、2 つあって、1 つは時間軸の変化、もう 1 つは様々な要素があること。

時間軸は、3 年前、7 年前、8 年前とコロコロと切り替えられるので、どの時点の話なのか一瞬でわかりづらいところがあります。そして、ラブストーリーでありながら、ちょっとしたサスペンスの色合いもあり、かつ、都市開発という社会問題も挿入されていて、そうした肉付けがとても豊かだったので、英語字幕を目をさらのようにして追いかけるのに必至でした。ちょっと目を離すと、話が分からなくなってしまいそうで...(笑)

それだけ内容が濃く、あれこれと要素が詰め込まれていながら、最後に観客には疑問というか謎が残されるのですが、その疑問に向かって収束していく勢いに力がありました。個人的には、よく出来た話だと思います。

少しだけ苦言を呈すると、配役には難があったかもしれません。時間軸が数年という単位で変化するので、登場人物をパッと見て、どの時点かわかりづらくて、その辺りは、演出の力不足なのか、役者の演技力不足なのか....。イ・ソンギュンやソウは若手で実力もある俳優だと思うのですが、表情や反応もやや薄くて、そういう淡々としたところがこの映画のトーンには必要だったのかもしれませんが、もう少し表現力、演技力のある俳優が欲しかったなぁと勝手に思っています。

パジュ市と言えば、ヘイリ芸術村がある所で、数年前にヘイリ芸術村を訪れたときに、ソウルからのバスがパジュの街中を通過するため、窓からパジュの街並を見ましたが、とてもきれいに整備された街で驚いた記憶があります。しかし、その街にも、都市開発問題に揺れた時期があったのかと、ちょっとだけ垣間見た街並でしたが、映画の中に出てくる街と重ね合わせることができました。


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