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[TIFF 2009] 「キング・オブ・エスケ-プ」

2009.11.02.Mon.23:06
「キング・オブ・エスケープ」

原題: Le roi de l'évasion
製作年: 2009 年
製作国: フランス
監督: アラン・ギロディ
出演: リュドヴィック・ベルティヨ、アフシア・エルジ、ピエール・ロール、リュック・パラン

kingofescape

[あらすじ]
ゲイの中年男アルマンは、工作機械を売るセールスマンだが、人生に嫌気がさしている。ある日、アルマンは、不良学生にからまれていた16歳の少女カルラを助け、そのことがきっかけで 2 人は恋に落ちる。愛を貫こうと 2 人はカルラの家族や警察から逃げまわるが...。
(参照: TIFF 公式プログラム、PIFF チケットカタログ)

2009 年カンヌ国際映画祭 監督週間 出品作品

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

この作品の上映後、Q&A が始まるとき、司会の矢田部ディレクターが開口一番、「朝っぱらからヘンなもの観てしまったと思っていらっしゃる方もおられるかと思いますが...」 と仰って、笑いの渦。

もうその通りなんです。ワタシもこの作品を見ながら、「まったくワタシときたら、朝っぱらから一体何を見ているんだ」 と自分で自分にツッコミを入れたくなりました。もちろん夜の上映で観たからと言って、中身が変わるわけはありませんが、この作品を観たあとは脱力感で、さあ、仕事しようと、気持ちを切り替えるのは難しかったのです。まさしく、仕事から逃げたくなったり?(笑)

つまり、何か気難しくて重苦しい映画ではなくて、その正反対です。見終わって、ちょっと唖然としたというか、軽い麻痺状態に陥ったとでも言いましょうか (笑)。

この作品は、ホモセクシャルがテーマのコメディです。アラン・ギロディ監督のコメディは、独特の世界観や手法で、ホモセクシャルの生活を、ときにあけっぴろげに、ときにシリアスに見せてくれました。そして、人生に悩む中年男の脆さや、男同士の篤き友情なども見せてくれます。

ストーリーは、そういうのって有りえるの??ってところから始まります。ゲイなのに、16 歳の少女に惚れてしまう中年男。もうゲイ歴だってずいぶん長いはずなのに、いまさら、そんなことってあるの?と。

本当は、やはり女性と愛し合いたかったのかもしれないとか、自分の人生はこのままでいいのかと、そんな疑問をアルマンは抱えながら、カルラと関係を持ちながらひたすら逃げ回るのです。

ティーンエージャーの少女にとって、このメタボなゲイの中年男のどこがいいのか...と思ってしまうのですが、このアンバランスがユーモラスでした。ジェンダーの境界線をさまよう悩める中年男の姿は、現実からの逃避にも似ていて、タイトルそのものだぁなと思いました。

アルマン役のリュドヴィック・ベルティヨは、フランスの無名の俳優だそうですが、二枚目でもないし、体型もメタボそのもの。監督は意図的にこの俳優を登用したそうです。

最後は、もう勝手にやってくれ... と (爆)


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