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[TIFF 2009] 「ストーリーズ」

2009.11.02.Mon.23:36
「ストーリーズ」

原題: Relatos
製作年: 2009 年
製作国: スペイン
監督: マリオ・イグレシアス
出演: コンセプシオン・ゴンザレス、ルイス・カジェホ、ジャゴ・プレサ、プルト・ポメロイ

stories

[あらすじ] (引用: TIFF 公式プログラム)
ロサリオは物書きをしている主婦。お決まりの人生を歩み、夜になるとわきあがってくる恐怖心のため、心理セラピストのもとに通っている。セラピストは、物書きにとしての自己と向き合う問題をロサリオに突きつける。周囲の批判を覚悟の上で、出版社に作品を持ち込むべきだというのだ。ロサリオは助言に従ったが...

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■    

この作品もとても楽しみにしていたスペイン作品です。周囲の人には、一般ウケしそうな作品と言われたのですが、個人的には、かなりお気に入りの作品です。

スペイン作品には、社会派ものが多いと書きましたが、これはそのジャンルには当てはまりません。ひとりの女性にスポットを当てた叙情的な話ですが、もしかすると、ありふれた話かもしれないので親近感が湧いてきます。

この作品は、長編と短編を組み合わせて構成されています。どういうことかというと、長編には、ロサリオをめぐる一連の話、短編には、ロサリオが執筆した小説の話が盛り込まれています。長編部分はカラーで、短編部分はモノクロで。この長編と短編の交錯が、彼女の心理描写の代わりでもありますが、面白い手法です。

小説家志望のロサリオが不眠症になるほどの恐怖とは何かということをセラピストが突き止めていくのですが、それは、誰しもが抱える心の傷と、自分がどう向き合っていくかという話につながります。

お化け屋敷の入り口、いや先の見えない地下道への入り口、そんな暗い穴が出てきますが、それは心の傷、暗い陰の部分と重ね合わせることができます。

Q&A で知ったのですが、ロサリオを演じたコンセプシオン・ゴンザレスは、本業が心理療法士だそうで、ロサリオがセラピストと向きあう過程を演じるのには、それほど難しいことではなかったようです。劇中、とてもリアルな感じがしたので、やっぱりと納得しました。

最後は、なんだかぬくもりのある勇気をもらえるような気がしました。やはり目指せ、物書きでしょうか?(笑)。物書きにならずとも、みんなたくさんストーリーを抱えて生きているのですよね~。




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