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[TIFF 2009] 「玄海灘は知っている」

2009.11.03.Tue.02:53
「玄海灘は知っている」

原題: 현해탄 (玄海灘) 은 알고 있다 (玄海灘は知っている)
製作年: 1961 年
製作国: 韓国
監督: キム・ギヨン
出演: コン・ミドリ、キム・ウンハ、イ・サンサ

genkainada


[あらすじ]
昭和 19 年、学徒特別志願兵制により、半ば強制的に徴兵された多くの朝鮮人青年たち。その中のひとりが、体の小さなア・ロウンだった。車輌部隊に配属された朝鮮人青年には、新兵へのいじめ、民族的差別が待っていた。そんな中、ア・ロウンの前に、美しい女性秀子が現れ、恋に落ちる。前線に借り出されるという絶望的な状況のなか、秀子の妊娠を知ったア・ロウンは、ついに軍隊脱走を決意した。

(参照: TIFF 公式サイト) 
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

TIFF では、今年で 3 年連続、キム・ギヨン監督作品が上映されることになります。昨年の回顧展は反響が大きく、ワタシも 「下女」 を見に行きましたが、こういうレトロ作品の企画 (「ディスカバー亜州電影~フィルム・アーカイブの宝石」) は映画祭ならではの企画だと思います。

韓国映画は好きですが、レトロ作品はというと、普段、そこまで手がまわらず... でもキム・ギヨン監督作品となると、俄然見たくなりました。昨年 「下女」 を見て、これはハマるかもと (笑)。通常、韓流映画とやらが上映されるときは、観客は (ワタシも含めて) 中年女性が圧倒的な割合を占めますが、昨年のキム・ギヨン作品の観客の客層はがらりと変わり、7 割がた男性観客で、韓国映画を大勢の男性に囲まれて見るという初めての経験をしました。今年は、昨年より女性客が多かったですね。

ともあれ、この作品。最近発見されたばかりの作品ですが、保存状態に問題があって、音声・画像が欠落している部分があり、その部分は字幕で説明が添えられているという状態で上映されました。オリジナルをできるだけ見せたいという趣旨がとても良かったですね。カットしないでくれてありがたかったです。

戦時下における朝鮮人の徴兵制度に基づいているので、日本軍を告発している問題作とも言われています。内容はとても人間味があふれていて、戦争と差別によって傷つく人間たちを赤裸々に描いています。

こういう作品を見ると、日本人の視点では、日本の描き方に違和感があったりするのですが、でもそれは当時の韓国人から見た日本の姿であり、ワタシが知らない日本の姿なのかなぁと思いました。

シリアスな背景の中に、ア・ロウンと秀子のコミカルなやり取りで、クスリと笑えるところがあったり、ア・ロウンの実直な心根が、理不尽な扱いや差別によって折れてしまわないかと心配になったり。人間のひ弱さもたくましさが画面からにじみ出てくるようでした。



コメント
こんにちは~
今月のKMDb特集がキム・ギヨン11作品で、昨日「玄海灘~」観ました。
すごい映画でしたね。観れて感激。結末は一生忘れられなさそう。
画像の欠落はなくて、音声だけの欠落が2か所あり、字幕はついていませんでした。
古い記事で申し訳ないのですが、もし覚えてらっしゃったらおしえてください。
妊娠についてのシーンってありました?
私の語学不足なのか、TIFF公開版とIMDb版が違うのか、妊娠について全く触れていなかったんですよね~
Koo さん、こんにちは~。
今月のKMDb、キム・ギヨン特集なのですね~。教えていただきありがとうございます。

TIFF公開版では画像の欠落部分も真っ黒な状態で上映されていたこともあり、上映時間が117分でした。またTIFF公開版では、画像や音声が欠落した場面には、(日本語)字幕で説明が付いていたので、欠落した部分はどのような場面だったかということがわかるようになっていました。

>妊娠についてのシーンってありました?
おそらく、音声欠落部分だったのではないかと思うのですが、記憶があやふやです(ごめんなさい)。肝心の場面の音声が欠けていた... と記憶しています。


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