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[韓国映画ショーケース] 「亀、走る」 + 監督 Q&A

2009.11.24.Tue.01:04
「亀、走る」

原題: 거북이 달린다 
製作年: 2009 年
製作国: 韓国 
監督: イ・ヨヌ
出演: キム・ユンソク、チョン・ギョンホ、ソン・ウソン、キョン・ミリ

runningturtle

[あらすじ]
刑事チョ・ピルソン (キム・ユンソク) は恐妻家で、夫婦はお金のことでいつももめている。地域振興のために開かれる闘牛大会でひともうけをたくらんだピルソンは、幸運にも大金を手にし大喜び。ところが、その大事な大金がある若者に奪われてしまう。必死で取り返そうとするが...


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


上映前から、ひそかにコレが一番ヒット作じゃないかしらんと思っていたら... 当たりでした。久々に自分の中では、ツボにはまった作品でした。とても面白くて、笑ったなんてものじゃありません。あはは。笑えるだけではなく、じ~んとするドラマもしっかり見せてくれます。

今回のショーケースで最も観客の心を摑んだ監督はイ・ヨヌ監督ではないでしょうかね。作品が良かったことはもちろんですが、Q&A では 「今回自分の作品が海外で上映されるのは初めてなので、とても嬉しくて」 と素直なお気持ちを話されました。その上、フィルメックスからの写真撮影 NG のお達しもなんのその。「みなさん、どうして私の写真を撮らないのですか (撮ってください)」 、「Q&A 後に私と話がしたい方、写真撮りたい方、1 階で待ってます!」 と、観客サービス満点。

単なるミーハー心だけでなく、作品が良かったということが大きな要因だと思われますが、多くの観客が監督からサインをもらっていましたね。もちろん、ワタシもいただき、「とても面白かった」 とお伝えすることができました。

何しろタイトルが 「亀、走る」 ですからね。思い切り泥臭いだろうなぁとは容易に想像できますが、泥だらけでした (笑)。ローカルな人間ドラマとして片付けられるかもしれませんが、篤き人情とか、そういうベタものでなくて、「秘めた闘争心」 のようなものが見えていて、すがすがしくていいなぁと思いました。ここは絶対譲れない、というものは誰しも心の中にあると思います。

そして、地方警察の無能ぶりが登場し、ある意味 「またか」 と思ってしまう繰り返し使われるネタですが、警察は完全に道化役でしたね。

しかし、恐妻家のダメおやじキャラがハマっているキム・ユンソク。「チェイサー」 の時より、かなり体型も崩れ (笑)、キャラもくだけすぎていますが、そのギャップを観客は楽しめるような気がします。何しろ、冒頭の歯磨きシーンにいきなり釘付け。歯磨きの動きとともに揺れるお腹のたるみが... でもこれが 「亀」 にぴったりだと監督が思われた要因だったそうですから。

「永遠の魂」、「あなたは遠いところに」、そしてこの作品と、チョン・ギョンホをスクリーンで見るたびに、なかなかステキだと思うのです。ついつい若い男には甘いっ? 来月の 「ビースティ・ボーイズ」 も楽しみです。


◆ Q&A メモ (概要)◆ 注: ネタバレあり

Q: 笑いの場面が多かったが、観客は監督が意図したとおりに笑っていたか?異なる場面があったか?

A: 地方が舞台なので、韓国では地方なまりが面白くてウケていた場面があったが、それ以外の笑いの場面は同じ。国が違っていても、笑いには共通点があるのではないか。


Q: 撮影は実際に夏場だったのか?ロケが多かったと思われるが、苦労したことは?

A: 本当に夏に撮影した。特に苦労したことはなかった。あえて言えば、撮影場所は田舎の田畑だったので、夜の撮影では照明を使うため、作物の育成に影響しないかと心配した。ただ、どこでもそうだと思うが、田舎の人たちはとても協力的で助かった。


Q: 決闘場面では、小手先のトリックを使わず、正面から堂々と決闘させたのには何か意図があるのか。

A: 闘牛場で、牛と牛が頭をつき合わせて戦う場面があるが、あの場面と重ね合わせるように、闘牛場を使った。正面から堂々と戦う意味で。 


Q: 主演 2 人のキャスティングの経緯について。

A: キム・ユンソクは、2人の娘さんの父親でありキャラクターに近いと思った。あのお腹も亀にぴったりで。亀といえば、ウサギ。すばしこいウサギのイメージで、チョン・ギョンホを起用。


Q: ギテの背中に入れられいているバンビちゃんとおぼしき刺青は何か意味があるのか。

A: あれは韓国のコラニ (고라니) という野生の鹿です。ウサギ同様に足が速いので。バンビのように見えますね。


Q: 今後はどのような作品を撮る予定か。

A: 自分は荒唐無稽な話があまり好きではないので、現実味のある話を撮っていきたいと思う。



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