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[FILMeX] 「ヴィザージュ」

2009.11.25.Wed.19:40
「ヴィザージュ」

原題: Visage
製作年: 2009 年
製作国: フランス / 台湾
監督: ツァイ・ミンリャン
出演: リー・カンション、ジャン=ピエール・レオ、ファニー・アルダン、ジャンヌ・モロー

visage

[あらすじ]
「サロメ」 をモチーフに映画を撮ろうとする監督 (リー・カンション) をめぐる夢幻的な世界。
2009 年 カンヌ国際映画祭コンペティション上映


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


今年の東京フィルメックスのオープニング作品、「ヴィザージュ」。

最初から最後まで難解。予備知識なく挑むには、相手が手強すぎました (汗;;

見ていればそのうち分かるに違いないという甘い期待は見事に打ち砕かれ...。ひとつのシーンがとても長く、セリフはほとんどありません。ストーリーがどこに流れているのか分からず、ただイメージだけが時とともに流れて、次のシーンが待ち遠しく、次こそは何かがはっきり分かるに違いないと思っているうちにエンディングでした。

ああぁーー。そんなーー。

「サロメ」 がモチーフだということは知っていましたし、「サロメ」 の話も概要は知っていますが、物語そのものがここで描かれていたのかさえもよく分かりませんでした。

この作品は、ルーブル美術館の収蔵作品として収蔵するための映画を、美術館側からの依頼で製作された作品だそうです。撮影場所も美術館内が多かったそうですが、素人目にはルーブルのこの場所だと特定できるような場面はあまりなかったように思います。

後から思い出すと... そういえば...

ひとつひとつのシーンが絵画を切り出したようになっていて、絵画の世界を夢遊するような映像でした。そこでどんなストーリーを組み立てるかは、観客の頭の中でご勝手に...ということなのかもしれません。最初から最後まで徹底的にそうした手法を貫いたものだったようです。

「サロメ」 の話も、ルーブルを迷宮のように見立てて描かれていたように思えてなりません。ヨハネの絵の下から人がくぐり抜けて出てきたシーンも、サロメとは無関係ではないだろうし...。

通常、映画を観た後って、頭の中で映像よりもストーリーが先にめぐるような気がしますが、この作品では、まずストーリーありきではないので、なるほどイメージしか頭の中に残りませんでした。

初日に観たわけではないので、Q&A をチェックしたところ、「難解なので途中で出て行かないでね...」、「ストーリーを追うのではなくイメージを...」 とは監督の弁。まんまと、監督の思惑どおりに、最後までもがいていたのですね、ワタシは...。まだまだ修行が足りないようです (笑)。

ともあれ、こういう作品は一般劇場での上映向きではなさそうで、もしかすると映画祭でしか見られない作品なのかもしれません。


東京フィルメックス デイリーニュースにて Q&A の詳細が配信されています。



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