スポンサーサイト

--.--.--.--.--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[FILMeX] 「ペルシャ猫を誰も知らない」

2009.11.29.Sun.23:20
「ペルシャ猫を誰も知らない」

原題: Kesi Az Gorbehaye Irani Khabar Nadareh
英題: No one knows about Persian cats
製作年: 2009 年
製作国: イラン
監督: バフマン・ゴバディ
出演: Negar Shaghaghi、Askan Koshanejad、Hamed Behdad

aboutpersiancats

[あらすじ]
イランでは、長い間、西欧のポップミュージック演奏と女性のソロ活動が禁じられており、そうした音楽の愛好者は当局の目を逃れるため、アンダーグラウンドで活動している。ネガル (Negar Shaghaghi) とアシュカン (Askan Koshanejad) は、ロンドンで演奏することを夢見て、一緒に演奏する仲間を探すとともに、出国に必要な書類を何とか手に入れようとする。


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


2009 年 カンヌ国際映画祭 「ある視点」 部門で特別賞を受賞。

イラン映画ってもしかすると初めて目にしたかもしれません。この作品は、イランならではのテーマとも言えるでしょう。

近代化が進んでいると言われているテヘランの街ですが、確かにスクリーンに映し出された街は、モダンとクラシックが混在しています。

芸術面、文化面ではまだまだ政治的な抑圧がある中で、音楽を志す若者たちは、演奏するために、アンダーグラウンド=地下にもぐることを強いられるわけです。ネガルとアシュカンという 2 人が、自由に音楽を演奏する場所を海外に求め、その夢を実現しようと奔走する話です。

2 人がアーチストを探し歩いて出会うアーチストたちは、さまざまな志向、サウンドを持っていて、現在のイランにおいて、アンダーグラウンドでも豊かな音楽文化が息づいていることが伝わってきます。

このアーチストたち、もっと悲壮感が漂うのかと思いきや、不思議とそうは見えず、笑顔さえ見せてくれます。2 人の誘いを断って、海外には行けなくとも、ここで音楽を続けるというアーチストもいます。

ここで登場する人物の大半は、本物のアーチストだそうです。瑞々しく、気取りがない姿がとても印象的です。

音楽は劇中とても効果的に使われています。若者たちのひたむきな想いを音楽が紡いでいくような気がしました。

冒頭の場面が、結末に戻ってくるとは思わず、現実の厳しさを感じざるを得ません。


ところで、来日を果たせなかったバフマン・ゴバディ監督のメッセージが、上映前に紹介されましたが、ビザが取れず来日できなかったとか。ビザってことは、日本の入管がビザを発給しなかったのですかね~。

あれこれ検索していたら...
この作品の共同プロデューサーでもあり、共同脚本執筆者でもあるロクサナ・サベリって、今年 4 月から 5 月にかけて話題になっていたと思うのですが、イランで拘束された日系米国人記者だったのですね。監督のフィアンセらしい...。今年のカンヌの時の人だったようです。(参照記事


*11/29 クロージングにて
この作品、今回のフィルメックスで、審査員特別賞 コダック VISION アワードを受賞。拍手を送りたいと思います。



コメント

管理者にだけ表示を許可する
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。