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[FILMeX] 「サースト ~渇き~」

2009.12.01.Tue.01:50
「サースト~渇き~」

原題: 박쥐 (こうもり)
製作年: 2009 年
製作国: 韓国
監督: パク・チャヌク
出演: ソン・ガンホ、キム・オクビン、キム・ヘスク、シン・ハギュン、オ・ダルス、パク・イヌァン、ソン・ヨンチャン

thirst poster

[あらすじ]
病院に勤める神父サンヒョン (ソン・ガンホ) は、神に祈っても死んでいく人間を助けることのできない無力さに悩み、ワクチン開発の人体実験に参加する。実験でウイルスに感染してしまうが、輸血で奇跡的に助かるものの、サンヒョンはヴァンパイアとなってしまう。生還したことにより、彼を奇跡の人と崇める信奉者の中に、幼少のころの友人カンウ (シン・ハギュン) とその妻テジュ (キム・オクビン) がいた。

2009 年 カンヌ国際映画祭 審査委員賞 受賞

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


注: 以下、少しネタバレがありますので、あらかじめご了承ください。



さてさて、今年のフィルメックスのクロージング作品は、パク・チャヌク監督の 「サースト~渇き~(仮題)」 (邦題は 「渇き」 となり 2010 年 2 月公開)。

韓国映画ファンならずとも、上映を待っていた方々は多かったのではないでしょうか。しかも、パク・チャヌク監督来日で Q&A 付きもお楽しみということで、チケットは即完売でした。

10 月の PIFF でも、監督登壇となると韓国内では別格として人気を誇っておられますので、チケットがとれず、涙をのみました。そういえば、PIFF バージョンは今回より 10 分ほど長かったはず。どういう違いがあったのかも是非知りたいです。

思ったより笑いの場面も多くて、かなり笑いました。シニカルだったり、キュートだったり。ヴァンパイアなので血は出てきますが、血が笑いのネタにもなっていたところも面白かったですね。ストーリーラインもあらかじめ知っていたところもあったのですが、それでも、こういう展開だったのか~と驚きが多かったです。とにかく、セリフがよく練られていて、会話も楽しめました。

衣装、セット、色彩の構成は、モダンだったり、クラシカルだったり、美術的、映像的にも見ごたえがありました。個人的には、やはりテジュが着ていた青のドレスが目を引きました。

主役のソン・ガンホ、キム・オクビンはもちろんのことでしたが、脇を固める役者さんも 「凄み」 がありました。シナギュンが演じたマザコン息子は最高!!冷え性体質なのね (爆)。姑役のキム・ヘスクの目も怖いし、ヴァンパイアになりたがっていた盲目の老神父のパク・イヌァンや、マージャン仲間のオ・ダルス&ソン・ヨンチャン、皆さん、存在感ばっちりで、言うことありません。(何気に、「GBW」 メンバー多し...笑)

ヴァンパイアとしてどう生きていくか悩みながらも、肉体的欲求に抗うことができず、それでもなお高潔さを維持しようとする神父。悪女のようでいて、憎めないテジュ。キャラクターの設定自体がすでに滑稽なのですが、本人たちはきわめて真剣なのです。そのギャップがまた笑えます。

サンヒョンとテジュのラストはちょっと泣けました。サンヒョンもテジュもヴァンパイアのくせにやっぱり人間で... 。見ていて痛い場面も多々ありましたが、いわゆる西洋の吸血鬼ものとは、また違った味わいでした。

Q&A の詳細は、きっと後日フィルメックスから配信されると思います。今回のパク・チャヌク作品はわりと分かりやすいのですが、分かったつもりでも、監督の意図を読み解きそびれていたりして、正解を得るのはもしかすると難しいのかもしれません。

公開時にはまた見に行くわ~。



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