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胸キュンの涙 「海角七号~君想う、国境の南」

2010.01.08.Fri.23:05
「海角七号 ~ 君想う、国境の南」

原題: 海角七號
製作年: 2008 年
製作国: 台湾
監督: 魏徳聖 (ウェイ・ダーション)
出演: 范逸臣 (ファン・イーチェン)、田中千絵、中孝介

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[あらすじ] (参照: 公式サイト
ミュージシャンとしての夢に破れた阿嘉 (ファン・イーチェン) は、故郷の恒春で無気力な日々を過ごしていたが、親のツテで郵便配達の仕事を任せられる。ある日、宛先不明の郵便物の中に今は存在しない住所 「海角 7 号」 宛ての小包を見つけ、開封してしまう。中には、60 年前に書かれた 7 通の手紙。そんな折、町では、日本人歌手 中孝介を招く町興しライブに、地元から前座バンドを出そうということになり、阿嘉に白羽の矢が立つ。ところが阿嘉以外のメンバーは音楽経験に乏しい者ばかり、日本人スタッフ友子 (田中千絵) のイライラは募る。


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


おととしの 「アジア海洋映画祭イン幕張」 でグランプリを受賞して話題になっていて、そこで観た友人からも強く薦められた作品。台湾映画史上、歴代第一位の大ヒット作だったそうですが、納得です。

タイトルの「海角七号」 って、台風の名前かと思っていたワタシ (爆)。住所だったのでした。それも、今はない住所。

終戦直後、60 年前に日本人教師が台湾の教え子に宛てた手紙と、台北でミュージシャンになる夢に破れた青年と日本女性の恋物語が、並行しながら、時に重ね合わさりながら展開するストーリーです。綴られた手紙の内容は、ナレーションとして語られます。

渇いた土に雨がじわじわ沁みてくるように、波が砂浜に何度も打ち寄せてくるように、心に迫ってくるものがありました。ラブストーリーって、やっぱり、胸キュン、そして、涙しないとね。

手紙の内容は、歯の浮くようなラブレターではなくて、自分の心の闇をさらけ出すような、素直な言葉で綴られているのに、とても詩的。「海はどうして、希望と絶望の両端にあるんだ?」 という一節は、とても印象的で心に残りました。

現実の世界のストーリーは、若者が挫折感から立ち直っていく姿が描かれていますが、これも何か取ってつけたようなところがなくて、素直で、まっすぐなのです。また、町の人々のキャラも、本人は真剣なのですが、実にコミカルで人情に篤くて...。

見ていて不快に思うところがほとんどないのが不思議なくらい。おそらく、人間の醜さ、卑しさが描かれていないからかもしれません。この作品は、この作品に出てくる人間すべてを包み込むような、寛容さに満ち溢れています。

そして、主役の阿嘉を演じた范逸臣 (ファン・イーチェン) が、これまたイケメンでして、目が釘付け、完全に女心をわしづかみにされました (笑)。彼は、台湾ポップス界の人気スターだそうです。イケメンだったから胸キュンだったわけではありませんよ (←言い訳?)。女優の田中千絵は、トニー・タナカの娘だそうで...へぇ。


あちこちで書かれていますが、この作品は、驚くほど親日的な作品。台湾の人々の情の篤さ、心の豊かさを感じられ、台湾から日本へのラブレターのようでもあります。このラブレターに返信することはできるのかしら。

そして、ウェイ・ダーション監督の次回作は、台湾での抗日事件を扱ったものだそうです。この作品とは、正反対のトーンになるのでしょうかね。それはそれで楽しみです。


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