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ヴァカンスの妙 「メーヌ・オセアン」

2010.02.13.Sat.23:29
ジャック・ロジエのヴァカンス
「メーヌ・オセアン」

原題: Maine Océan
製作年: 1985 年
製作国: フランス
監督: ジャック・ロジエ

maineocean

[あらすじ] (引用: ユーロスペース
ブラジル人ダンサーのデジャニラは、列車内で検札係のリュシアンに罰金を命じられる。リュシアンは検札長と一緒に説明を試みるが、彼女はフランス語を解さず、埒が明かない。通りすがりの女弁護士が、ポルトガル語の通訳を買って出、検札たちを非難し始める。列車はアンジェに到着し、彼女らは漁師のプリガと合流する。女弁護士は彼の弁護をしに来たのだ。だが裁判は敗訴となり、女ふたりは漁師の住む島に向かう。一方、検札たちもこの島に休暇にやってきて…。


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


長編第 4 作 「メーヌ・オセアン」 で、新人監督に贈られるとされるジャン・ヴィゴ賞を、ジャック・ロジエ監督 60 歳にして受賞したとか。

ヌーヴェル・ヴァーグを語れるほど、鑑賞作品数をこなしているわけではないし、この作品はもう 80 年代半ばのものなので、ヌーヴェル・ヴァーグ時代と言えそうにもありませんが、手法はヌーヴェル・ヴァーグのものなのでしょうね。

この作品、まるでシチュエーションコメディのようでした。通りすがりの人物が次々と割り込んで登場し増えては絡んでゆき、先がまったく読めません (笑)。どうしてそういう方向に行くのかな~と。物語が始まったときに、こんな終わりを誰が想像しただろうかという終わり方でした。

展開はもちろんスロー、時間の流れが止まりそうなぐらい。贅沢ですね。こんな風に時間を使うなんて。

冒頭の列車の中のやりとり、ただ意思疎通ができてないだけなのに、どうでもいいことをいつまでも言い合っているのがなんだか可笑しいのです。法廷の場面での弁護士の陳述、事件と何の関係があるんだろうかと、こちらは一生懸命聞いているのに、ただの序論で肩すかしを食らったり... 

あれ?これ、ヴァカンスだったの? 微妙なヴァカンス?(笑)。ある意味、アドベンチャー的ヴァカンスだったのかしら。主役が一体だれなのかさえもよくわからないのだけど、エンディングの引き潮の海の風景には、すっかり魅せられ、もうそんなことはどうでもよくなりました。

ああー、それにしてもなかなか岸辺につかないのね。船を何度も乗り継いでいるのに。しまいには、海に浸かりながら自力で歩く...

無事に乗れたのかな~。ナント発の列車に...



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