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タフなミリオネア

2009.03.11.Wed.17:00
「Slumdog Millionaire」

製作年: 2008 年
製作国: イギリス / アメリカ
監督: ダニー・ボイル
出演: デーヴ・パテル、アニル・カプール、イルファン・カーン、マドゥル・ミッタル、フリーダ・ピント


slumdog


第 81 回アカデミー賞では堂々の 8 部門受賞作品。楽しみにしておられる方もおられるので、ネタばれはしないつもりですが・・・

日本では 4 月 18 日公開。邦題にケチをつけるのが私の趣味みたいなものですが (笑)、邦題 「スラムドッグ$ミリオネア」 の真ん中にある$マークは何なのでしょうかね? なぜに$マークが必要? 舞台はインドなので通貨はルピーじゃないですか。これは、 「クイズ$ミリオネア」 を放映したあのテレビ局の意向でしょうかね (推測です)。ちなみに 「クイズ$ミリオネア」 の本家イギリスでの番組タイトルは、「Who Wants To Be A Millionaire?」。イギリスなので$マークがあるわけもなく。

まぁ、番組には馴染みがあるだろうし身近に感じてもらいたいということなんでしょうけど、個人的には、こういうセンスって作品への敬意のかけらもないと思ってしまうのですが、こんなことに憤慨しなくてもいいですよね (笑)。


インドのムンバイで製作されたこの作品。そもそも配給さえ危ぶまれていたそうですが、スターのいない低予算映画、しかもクオリティが高ければ、もう絶対応援したくなってしまいます。

とにかくタフな映画という印象でした。人間の底力を見たような気がします。作品に描かれる子供たちの無邪気なたくましさときたら、生きることへの貪欲さそのもので、むき出しなのです。親の愛情や日々の食べ物など、子供として当然享受すべきものを享受できない環境の過酷さも、ひしひしと伝わってくるのに、彼らが裸足で駆け出す姿を見ると、不思議と哀れだとか不憫さを感じませんでした。

映像はものすごくリアルで、インドの方が見たらどう思われるのでしょうかね。とても人が住むところとは思えない不衛生、不潔極まりないムンバイの貧民街をこうした映画によって世界中にさらされてしまうわけですから。

ストーリーや構成は良くできています。主人公があと 1 問で 2000 万ルピーを手に入れられるというところで、カンニングの嫌疑をかけられ、警察で尋問される現在と、なぜクイズに回答できるかという裏づけとなる過去の回想場面が交差するのですが、見せ方がとても自然なのです。

この作品は、根本的にラブストーリーですが、クイズ番組と社会背景がうまく絡み合っていて、脚本が良いのでしょうね。そして、脚本の元になっている原作にそもそも力があるのだと思います。原作と映画では、内容がかなり違うらしいのですが、原作も読んでみたいなぁ。

そうして、さらに良かったのは、音楽。O.S.T. が欲しくなりました。、「ムトゥ、踊るマハラジャ」 も担当した音楽監督だそうですが、最後にボリウッド映画ならではアレが登場します。お楽しみに・・・







読みたい本:
ヴィカス・スワラップ 著 「ぼくと 1 ルピーの神様」 ランダムハウス講談社文庫
(原典) Vikas Swarup 「Q&A」 Black Swan 社


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Basel に来て初めて映画館で見た記念すべき作品がこれだったのですが、いや、ところ変われば何とやらと言いますが、上映中に絶句 @_@

なぜなら・・・上映して 1 時間ほどしたら、画面に 「Kruze Pause」 (小休止) の文字が・・・映画で休憩付きとはびっくり。

これっておそらく、画面のドイツ語字幕を読む観客への配慮なのではないかと。そりゃ、私みたいに全神経をリスニングに集中させる必要のある人間にもありがたい話ではあるのですが、なんとも微妙な体験でした。この小休憩がスイス中の映画館で徹底されているのかどうかは不明ですが (爆)。

そして、スイスの映画チケット、高いです。それでも月曜日が一番安くて CHF 14 (1250 円ぐらい)。それ以外の曜日は CHF 18 なので、東京でフラッと映画館に立ち寄るのと変わらない値段ですね。



コメント
Fun to read
もうこの話題の映画を見たのね~
アカデミー賞を取って初めてその存在を知りました
トレインスポッティングの監督なのよね・・・早く見たいです!

それにしても文章だけ読んでると本格的な映画評論家みたい~v-265
素晴らしいです!

そしてその他もろもろ、そちらの生活の様子が伺えてかなり読み応えありますね
更新を楽しみにしています
色々と様子教えてねv-222
ようこそ!
あやこさん、コメントありがとう!
さっそく観てきました。なかなか迫力があって良かったですよ~e-267

>本格的な映画評論家みたい
えっ、そう? 格調高いブログを目指しています(爆)。ウソですv-397
ネタばれしないように書くとこんな硬い感じになっちゃうのです。

雑記帳みたいなものですが、お時間あるときにでも、またのぞいてね・・・v-423

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