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ファンタジーでコメディ 「昼顔」

2010.03.04.Thu.23:53
Femmes@Tokyo [フランス映画特別上映] 女たちの記憶
「昼顔」

原題: Belle de Jour (昼間の美女)
製作年: 1966 年(公開)
製作国: フランス
監督: ルイス・ブニュエル
出演: カトリーヌ・ドヌーブ

belledejour

[あらすじ] (参照: Femmes@Tokyo パンフレット)
セヴリーヌ (カトリーヌ・ドヌーヴ) は、医師である夫のピエール (ジャン・ソレル) とパリで幸せな結婚生活を送っていた。ただし 2 人の性生活を除いては。セブリーヌは、自分の肉体の底に潜む抗えない妄想に取り付かれ、昼間だけ、見知らぬ男たちと関係を持つ娼婦として働くようになる。

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


この作品は、学生の時に見た記憶があるのですが、その時はシリアスに考えてなんだかあまりピンと来なかったような気がします。今回、この作品を見ると、あれれ、ファンタジック・コメディかと思うような面白さに溢れていることに驚きました。ああ、ワタシもずいぶんと成長した?のでしょうか (笑)。

狙いが本当に笑いだったのかどうか知りませんけれど、上映後のトークでカトリーヌ・ドヌーブも 「撮影していた時には気付かなかった面白いところがたくさんある」 と語っておられて、「そうよねぇ、うんうん」 と頷いたワタシでした。

笑いながらも、ある意味、悲劇かもしれません。でも、悲劇だと真剣に考え込むよりは、こんなことになってしまいました、とボケてくれた方が、見ている側にとってはツッコミしやすく楽な気持ちになれるかもしれません。

アブノーマルな男たちと、優雅で上品なセブリーヌ。このアンバランスな組み合わせ自体がコメディだと思いました。何語を話しているかわからない太ったアジア人にも、銀色の差し歯の若きチンピラにも、セブリーヌは体を開くのですが、人種も社会的階級も問わない深い包容力も見えるようでした。「昼顔」 として働くセブリーヌはとても幸せそうで、自分の居場所を見つけたように嬉々としていましたから。とても不思議な女性ですから、もちろん共感はできませんけどね (爆)。

ただ、ここでお決まりの倫理観などを議論するのは無粋でしょう。そして、大笑いはできないけど、くっくっくと唇を噛みながら上品に笑うことが重要かと思います。

悲劇でありながら喜劇、倫理的に問題ありだけどファンタジー。これって、個人的には大きな発見でした。

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