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マッツさんのため 「誰がため」

2010.03.06.Sat.23:57
「誰がため」

原題: Flammen & Citronen
製作年: 2008 年
製作国: デンマーク=チェコ=ドイツ
監督: オーレ・クリスチャン・マセン
出演: トゥーレ・リントハート、マッツ・ミケルセン、スティーネ・スティーンゲーゼ

flammenandcitronen

[あらすじ] (参照: 公式サイト
1944 年、ナチス・ドイツ占領下のデンマーク・コペンハーゲン。打倒ナチスを掲げる地下組織に属する通称フラメン (トゥーレ・リンハーツ) と通称シトロン (マッツ・ミケルセン) の任務は、ナチスに協力する売国奴の暗殺だった。フラメンは、冷徹なパルチザンでナチスに反撃するためのレジスタンス活動に身を投じることに疑問を持たない。一方、シトロンは、家族への思いを断ち切れないまま、自らの抵抗活動に戸惑いを隠せない。2 人は、上司からイツ軍情報機関の将校の暗殺を命じられる。


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


この作品、見たいと思いながら、ようやく見ることができました。ただ、「シャネル&ストラヴィンスキー」 に出演していたマッツ・ミケルセン見たさという、きわめてミーハーな理由からですけれど^^

ナチス勢力がデンマークにまで及んでいたという歴史的事実をよく知らずに見ましたが、シリアスな背景もわかりやすく、人物描写がなかなかに秀逸なドラマでした。

フラメンとシトロンは実在の人物だそうで、劇中ではやや対照的に描かれていますが、単に運命に翻弄されたというより、結局、この 2 人は、実直なレジスタンス姿勢を貫いていたと思います。

血気盛んなフラメンの真っ直ぐで回りくどさのない冷徹さも、家族との絆にこだわるシトロンの脆さも理解できます。

ストーリーはそれほど複雑なものではありませんが、2 人の精神的、心理的に切迫した状況は手に取るほど伝わってきました。もう、一体、誰が敵で、誰が見方なんだか、誰を信じていいのやら。裏切りや密告が横行するこういう社会情勢にあっては、誰も責めることができないというのもホンネかもしれません。生きていくのに必死ですから。

レジスタンスの原動力って何なのだろうか、とふと考えてしまいました。日本では、ひと昔前には、安保闘争という、反体制運動と呼べるものがあって、若い人々が運動に身を投じていたわけですが、原動力は何だったのでしょうかね。

イデオロギーという言葉について考えることはもうないのではと思うほど、自分が生きている社会は、なんともぼんやりした、生温い社会であり、ありがたいことに平和の恩恵を最大に享受している社会でもあります。

この作品で描かれているのは、近代史のほんの一幕、いやほんの一景ですが、歴史っていろいろなものを教えてくれるものだなぁ、なんて改めて思ってしまいました。



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