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[フランス映画祭] 「アンプロフェット (原題)」

2010.03.25.Thu.22:18
フランス映画祭 2010
「アンプロフェット (原題)

原題: Un Prophète
製作年: 2009 年
製作国: フランス
監督: ジャック・オディアール
出演: タハール・ラヒム、ニエル・アレストリュプ

unprophete

[あらすじ] (引用: フランス映画祭公式サイト
6 年の刑に処された 19 歳のアラブ青年マリク (タハール・ラヒム) は、読み書きもできず、刑務所ではまったく無力の存在だった。たちまち所内を取り仕切るコルシカ人グループのいいなりになってしまうが、与えられた 「仕事」 をこなすうちに、刑務所での生き方を覚え、仲間たちの信頼を勝ち取ることに成功する。そして今度は持てる限りの知恵を使い、自分のためのネットワークを張り巡らせてゆく。

カンヌ国際映画祭 2009 グランプリ受賞




■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


事前に知っていたのは、刑務所でのサバイバル劇ということだけだったので、暗くて薄汚いイメージを抱き、スペイン映画 「第 211 号監房」 を思わせるような内容かなぁと思っていました。薄汚いイメージはそのままでしたが (笑)、暗いといえども、ただ暗いだけではなく、ワタシはかなり面白く見ました。

冒頭には、ひぇーっ、やっぱりこういう展開なのかと思うような場面もありましたが、先を見るにつれ、刑務所内の微妙な駆け引きが面白くて引き込まれました。読み書きもできない囚人が、知恵をつけて成長していくストーリーで、入所したての頃は頼りないただのぼんくらが、ランニングタイム 150 分が終わる頃には、なんだかやけにカッコよく成長しているのです。

同行した友人とも、マリク役のタハール・ラヒムのスーツ姿がカッコよく見えたという点は一致しましたね (笑)。囚人がなぜスーツ姿になるのか...そのストーリー展開は面白かったです。

まるで小説の構成で各章に見出しが出てくるように、場面の区切りごとにタイトルが出てきます。場面と場面をただダラダラとつなげて見せるのではなくて、マリクが逞しく囚人たちの間を渡りあるき、ワンステップごとにサバイバルしていく様子がよくわかります。映画なのに長編小説を読んでいるような感じでもあります。

マリクの微妙な顔の表情や動きが実に巧妙で、コルシカ人マフィアにおもねるときと、そうでないときでは、全く別人のような顔を見せるのです。

正直なところ、なかなか終わらない、決着のつかない長い話です。でも、マリクの行く末をとことん見ないと終わらないわとも。最後まで気を抜くことができず、スクリーンからピリピリと張り詰めた緊張感が伝わってくるのでちょっと疲れましたが、とことん見ることができた充足感を得ることができました。

ジャンルは、サスペンスになっていて、確かにサスペンスのように不安定要素が多々ありますが、ワタシにはヒューマンドラマのように思えました。

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