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鏡に映るもの 「美人図」

2010.04.28.Wed.00:30
「美人図」
韓国版 DVD

原題: 미인도 (美人図)
製作年: 2008 年
製作国: 韓国
監督: チョン・ユンス
出演: キム・ミンソン、キム・ヨンホ、キム・ナムギル、チュ・ジャヒョン

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[あらすじ]
代々続く画員 (職業画家)の一族の末娘として生まれたユンジョンには天才的な画才が備わっていたが、自殺した兄シン・ユンボクの身代わりとして、女を捨て男として絵のために生きることを父から強いられる。ユンボク (キム・ミンソン) は、朝鮮最高の画家キム・ホンド (キム・ヨンホ) に弟子入りし、その才能を見せつける。ある日、ユンボクの前にカンム (キム・ナムギル) が現れ、ユンボクの女心を揺さぶる。一方、ホンドは弟子の才能ばかりでなくすべてを愛するようになるのだが...。


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


この作品、確か、公開早々に日本が買い付けたという記事を読んだ気がするので、そのうちどこかで上映してくれるだろうと待っていたのですが、待てども待てども、そんな気配がありません。輸出版の方は、ノーカット版だという話だったかと...

上映をアテにして、DVD を未見コレクションにずっと入れておいたままでしたが、ここに来て、もう待てない... だってナムギル祭り開催中だもの (笑)。

「美人図」 は、実在した朝鮮時代の天才画家シン・ユンボク (申潤福) を題材にした作品で、「風の絵師」 でドラマ化もされました。ドラマの方は、お色気のカケラもない師弟モノで、ムン・グニョンとパク・シニャンのコンビの相性が良いんだか悪いんだか、ちぐはぐな感じでしたが、正祖役のペ・スビンが良かったなぁと。

いずれにしろ、映画もドラマもシン・ユンボクは女だったという話です。

お目当てのキム・ナムギルが演じた鏡職人カンムは、男装の女人に惚れるとか、女のために投獄され処刑されるはめになるとか、最後は... とか、あらら、ピダム@善徳女王と同じような設定かいっ、と突っ込んでしまいました。このラインは、韓タメの定型ラブラインとなりつつあるのかしら^^。

ストーリーについては、ナムギルが出ていなかったら、もっとブーブー言っていたに違いなく (笑)。ただ、この作品のナムギルは、贔屓目を差し引いても、なかなか良いですね。2008 年には、彼の出演映画が 3 本立て続けに公開されていて(「カン・チョルジュン」、「モダンボーイ」、「美人図」)、作品ごとに全く違う顔になっているということに今さら気付き、あらステキと惚れ直しました。

公開当時から最大の見所と言われていたのは、ユンボクとカンムの濡れ場シーン。なぜかワタシは、「霜花店」 みたいに粘っこいシーンだったらどうしよう... と不安でしたが、「霜花店」 よりははるかに洗練されたシーンで安心して見られました。撮り方がキレイでホッ。

ユンボクが男女の淫らな姿を描く風俗画に執着したのも、女として心と体が未熟なうちから、男として生きることを強いられたため、カンムと出会うことによって、自分の中の女が目覚めたからだと思うのですが、そうした苦悩とか、狂おしさとか、そういうものがじっくりと描かれておらず、どうも、ユンボクには共感できなかったのは残念です。

同様に、ホンドに心をよせる妓生ソルファの存在も、ただ話の展開を遠回りしているだけのようで、もっとソルファの熱い思い入れがあってもいいのに~と。

一方、ユンボクを巡って三角関係になるカンムとホンド。こちらの男性陣の方がよっぽど狂おしくて、痛々しく描かれていて、監督さん、男心を理解できても女心を解ってないんじゃ~^^;

カンムが鏡職人という設定はちょっと面白いと思いました。この作品では、鏡がちょっとしたキーになっているのかもしれません。自分の姿を映す鏡、相手の姿を映す鏡。鏡を通して、自分と向き合う、相手と向き合うということにつながるような気がしました。ユンボクがカンムの鏡作りを手伝うシーンはちょっとドキドキもので、好きなシーンのひとつですけどね。

ともあれ、風景は美しく開放的で、市井の人々は活き活きと描かれていて、背景はとても良いのですが、ストーリーがベタすぎるところが惜しいなぁ。

ところで、日本が買い付けたというノーカット版。これでも、十分エロいのに、オリジナルはどんな場面なんだか... というより、公開されるのか...


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