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[イタリア映画祭2010] 「まっさらな光のもとで」

2010.05.10.Mon.20:52
「まっさらな光のもとで」

原題: Lo spazio bianco
製作年: 2009 年
製作国: イタリア
監督: フランチェスカ・コメンチーニ
出演: マルゲリータ・ブイ、ガエターノ・ブルーノ、アントニア・トゥルッポ

spazio_bianco

[あらすじ] (引用: イタリア映画祭 2010 公式サイト
離婚後は、イタリア語教師として働き独立して暮らしてきた 30 代後半のマリア (マルゲリータ・ブイ)。期せずして妊娠するが、彼氏は出産を望まないので、シングルマザーとして生きていくことを決意する。しかし、妊娠 6 ヶ月で出産。マリアに出来るのことは、保育器の中に入った赤ちゃんを毎日見守ることだけだった。

2009 年 ヴェネチア国際映画祭 コンペ部門出品



■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


イタリア語はわからないけど、スペイン語から推測するに(笑)、原題は 「白い空間」 という意味かな。邦題は、光という文字によって、希望の色が見える感があって、それじゃネタばれじゃない!と思ってしまったり(笑)。

病院の白い壁、白いカーテン、白い床。未熟児の赤ん坊と母親を囲む世界が白い空間なのですが、白は何色にも染まる色。バラ色にも、灰色にも...

早産で生まれ、保育器の中に閉じ込められたわが子を、ただただ見守るしかない母親の話ですが、未熟児を産んだ経験のある母親なら、身につまされるような話だと思います。

わが子を胸に抱くこともできずに、明日どころか今日さえどうなるかもわからぬわが子。母親にしてみれば、気が狂わんばかりだろうと思います。母親であってもわが子に何もしてやれないもどかしさ。ただただ、時が過ぎ行くのを待つことのみ。わが子が、自分で呼吸ができるようになるかどうかを見極めるまでの、なんとも長い待ち時間。

この長い待ち時間の母親の不安、苛立ち、閉塞感、孤立感など心理状況がていねいに描かれています。

最新の医療を以ってしても、結局のところ、生命力はその生命を宿す人間のものであって、たとえ親といえども他の人間の手の及ぶところにはないという現実に打ちひしがれてしまうと同時に、その生命力がいかに輝かしいものであるかということも、あらためて思い知らされます。

とはいうものの...
この作品は、見ていてちょっと辛かったですね。保育器の中の赤ん坊ではなく母親の方が... 妊娠、シングルマザーになる決意、出産、そして今後と、すべてひとりで抱え込んでしまう人生を選んでしまったので。

ところで、この作品には、直前に見た 「重なりあう時」 でも、助演でガエターノ・ブルーノ、アントニア・トゥルッポも出ていたせいで、なんとなく頭の中でごっちゃになりそうでした。



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