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[中国映画の全貌2010] 「シャングリラ」

2010.07.31.Sat.20:07
中国映画の全貌 2010

「シャングリラ」

原題: 這几是香格里拉
製作国: 中国・台湾
製作年: 2008 年
監督:ティン・ナイチョン (丁乃筝)
出演:チュウ・チーイン、ウー・チョンティエン (呉中天)

shangri_la

[あらすじ] (参照: パンフレットより)
幼い息子の突然の交通事故死を受け入れられず、悲しみにくれるジー・リン。自分の悲しみを理解してくれない夫のとの関係もこじれている。そんなある日、生前息子が書いた梅里雪山の絵を見つけ、衝動的に、その絵の場所がある雲南省チベット族自治州に向かった。


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


この作品は、中国、台湾、香港の 1970 年代生まれの女性監督 10 人が、雲南省を舞台に撮ったシリーズ作品 「雲南影響」 の 1 本だそうです。と言いながら、あとの 9 本はどんな作品なのかわかりません。

そういえば、2008 年 NHK アジア・フィルムフェスティバルで上映された 「追憶の切符」 も雲南省を旅していたような。この作品も、昨年の NHK アジアフィルムフェスティバルで上映されていますが。

雲南ブーム? やはり、風景が他の地域とまったく異なりますし、絵になりますものね。

シャングリラって、桃源郷、ユートピアいうような意味で使っていたと思うのですが、現在は実際に存在する土地なのですね。2001 年に雲南省チベット族自治州中甸 (ちゅうでん) 県をシャングリラ (香格里拉) 県と改名したそうなのです。ぜひ、ユートピアの景色を眺めてみたいですね~。

ストーリーは、幼い息子を事故で亡くしたジー・リンが、雲南省を旅する中、さまざまな人と出会うロードムービーです。

「息子が事故に遭ったとき、お前は何をしていたのだ」 という夫の言葉に傷つき、自責の念にかられて、その呪縛から逃れることができないジー。そばにいて互い慰め合い、哀しみを癒すのが夫婦なのに、この夫、なんてこと言うの...

心身ともに疲れ果て、息子が書いた山を見たい一心で、シャングリラに飛んで行ってしまうのも無理ありません。でも、旅先ではジーを尾行してきたちょっと訳ありのイケメンとも知り合い、そんな甘い開放的な展開、アリなわけ? まぁ、ロードムービーだもんね (笑)。少しは心を解き放たなくては...

でも、色恋沙汰 (と、いえるのかどうか) は旅のポイントではありません。チベット族の村で、自分の息子と同じ年齢ぐらいの男の子と心を通わせることになり、彼の導きで梅里雪山の奥深くに分け入ってしまうのです。そこでジーが観た景色は雄大な渓谷だけど、おそらく、この世とあの世との境目のような霊的な世界。

そこで、チベット族の男の子を解き放すことにより、ジー自分も解き放たれることになります。ヒラヒラと舞う蝶が出てきますが、蝶は魂の成り代わりなのね~。

自分の不注意で息子を亡くし、自身を雁字搦めにしていた母親の再生の物語ということで、この母親に対しておおいにエールをあげたいのですが、正直なところ、ちょっと都合よすぎる展開と思えなくもないんだけど。自然や風景の美しさ免じて、まぁ、いいとしましょう。映像としては楽しめたので...




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