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[15th PIFF] 「The Four Times / 四つのいのち」

2010.10.20.Wed.20:10
15th PIFF World Cinema
「The Four Times / 四つのいのち」

原題: Le Quattro Volte
邦題: 四つのいのち
製作年: 2010 年
製作国: イタリア=ドイツ=スイス
監督: ミケランジェロ・フランマルティーノ

fourtimes

[あらすじ] (参照: PIFF 公式サイト)
山羊の放牧をしている牧夫は、病気を患い、間もなく死を迎えようとしている。老人が飼っている山羊たち、山羊が休息する樅の大木、人間の日常の糧となる木炭。循環する生命を描く。

2010 年 カンヌ国際映画祭 監督週間上映作品


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

この作品、TIFF の natural TIFF 部門でも上映されるのですね。単なる環境映画であるとか、ドキュメンタリー映画であるとか、そういうジャンルに束縛されない作品なのです。

No Dialogue (セリフなし) でドキュメンタリータッチだとわかっていたので、こりゃ寝てしまうかもしれないなどと、見る前は不謹慎なことを考えていたのですが、寝るなんてそんなもったいないことはできないほど感動的な作品でした。

とても深みのある作品で、寝るどころか、映像に惹きつけられて、最後は感動を覚えました。セリフがないので、初めはどういう展開になるのか分からず戸惑い気味ですが、セリフがなくとも、山羊たちの目が語ってくれるのですよ (笑)。

冒頭は、木炭を焼くところから始まります。

そして、その煙がたなびく草地で、山羊の群れを放牧している老人。この老人、あとどれぐらい生きられるのだろうか、家族はいるのだろうかと心配になってしまいます。毎日、放牧に出かける老人を見つめる山羊たちの目もどことなく心配そうなのです。

この山羊の群れに、小さな命が誕生します。大地に 4 本の足を踏ん張り立てることができるのか。誰も手を貸すことのできない最初の試練。愛くるしい姿... というか、ワタシには笑っているようにさえ見えました。

... と全てネタバレしそうなのでやめておきますが、冒頭とラストがちゃんと重なっていて、ああ、自然生命の循環だなと感じさせてくれるものでした。

人間の生活が自然に支えられていることに感謝する気持ちが自然と湧いて出てきます。決して押し付けがましいものではなくて。

家の煙突から煙が空に向かってうっすら伸びて出てくると、なんだかとても心穏やかなになりました。映像はとても美しく、詩的な世界でもあります。



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