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[15th PIFF] 「CRIA! / カラスの飼育」

2010.10.22.Fri.00:04
15th PIFF Subversive Imagination: The Spanish Masterpiece from Franco Regime
「CRIA! / カラスの飼育」

原題: Cría Cuervos ...
製作年: 1976 年
製作国: スペイン
監督: カルロス・サウラ
出演: アナ・トレント、ジェラルディン・チャップリン、コンチタ・ペレス

cria!

[あらすじ] (参照: PIFF 公式サイト)
マドリードの邸宅。そこには 11 歳のイレネ、9 歳のアナ、5 歳のマイテの三姉妹と、職業軍人の父、半身不随の祖母、そして昔からの忠実な召使ロザが暮らしている。ピアニストだった母は亡くなっていた。ある夜、アナは家の中を歩き回り、母の幻影と対話をする。

1976 年 カンヌ国際映画祭 審査員特別賞


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


英題の意味がよく分からず、邦題や原題を見てもよく分からず。でもちょっとググッたら出てきました。このタイトルの由来はスペイン語のことわざの一部だったのですね (amazon レビューより)。

Cría cuervos y te sacarán los ojos.
カラスを育てて目をくり抜かれる = 飼い犬に手をかまれる


この作品について、感想を語ろうとするのはとても難しいです。明快に説明できないのです。アナという 9 歳の少女が主人公ですが、ストーリーが多元的というか、幾重にも重なっているようなのです。

少女が持つ無垢な残虐性がサスペンス仕立てになっていると同時に、死んだ母親を恋しく思う少女の心理ドラマでもあり、空想と現実の区別がつかず、幻影 (霊) として見える母親の姿と対話する子供らしいファンタジーな世界も取り入れられているのです。

また、少女の過去と現在、そして大人になってからの回想と、時間軸があちこちへ飛びながら映してくるので、一体、どの時点のアナなのか特定するのがややこしいのです。

この作品は、1 度観ただけでは語れないというか、理解しきれないし、ちゃんと見直したいと思いました。

アナ役は、「ミツバチのささやき」 にも出演していた、目がクリクリしたかわいい少女アナ・トレント。本名もアナだけど、「ミツバチ~」 の時の役名もアナで、本作の役名もアナ。「ミツバチ~」 の時もそうでしたが、アナの瞳がすべてを語るとも言われているほど、彼女の瞳が印象的なのも確かですね。


そして、上映後、スペイン映画界の巨匠カルロス・サウラ監督のお姿を見ることができました。Q&A は、実はスペイン語 ⇔ 韓国語で行われたので、げげげっ、スペイン語も韓国語も生半可なレベルなため聞き取れたのはごく一部だけでしたが (笑)。

そういえば昨年もそんなことがあったのでしたが、そのとき、スペイン語通訳があまりに下手で、結局 Q&A が英語で行われたのですが、今回は、スペイン語通訳がバッチリでマイッタ~(笑)。

監督は、いったん出来上がってしまうと自分の作品を振り返って見ることがないそうで、今回、客席で一緒に見ながら、別の監督が撮った作品のように思えたなんて冗談を言っておられました。

劇中には、いくつもの鳥の足が冷蔵庫に置かれているシーンが何度か出てくるのですが、それは特別に意図したことでもなく、シンボリックなものを描いているのではないそうです。全体を通して、そのとき、そのとき感じたまま、自分の家族の記憶などを交えて撮影したそうです。

でも、鳥の足はちょっと不気味でワタシも気になっていたのですが、普通、何か意図があるのかしらと勘ぐってしまういますよね。でも、何の意図もないって... 面白すぎます。観客がいちいち勘ぐっていることは、実は監督にとっては、さして重要でなかったりするのですね。
 

carlos_saura1 
carlos_sarura2 
carlos saura_autograph
当日のチケットの上にサインをいただきました。Saura と書いてあります ♪






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