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[15th PIFF] 「Outside The Law」

2010.10.22.Fri.13:58
15th PIFF World Cinema
「Outside The Law」
(無法者)

原題: Hors-la-loi
製作年: 2010 年
製作国: フランス=アルジェリア=ベルギー=チュニジア
監督: ラシッド・ブシャール
出演: ロシュディ・ゼム、サミー・ブワジラ、ジャメル・ドゥブーズ

Hors-la-loi

[あらすじ] (参照: PIFF公式サイト)
第二次世界大戦の終結後、アルジェリアでセティフの虐殺が起こった。この事件がきっかけで、アルジェリア人 3 兄弟はバラバラになるが、後年フランスで再会。故国アルジェリアの独立運動に身を投じる。

2010 年 カンヌ国際映画祭 コンペティション部門出品


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


この作品は、第二次世界大戦中にフランスの植民地であったアルジェリアに育った 3 人兄弟が、フランスへ渡り、故国アルジェリアの独立のために尽くすという話です。

ラシッド・ブシャール監督は、前作 「Days of Glory」 で、第ニ次世界大戦中に統治国であったフランスのために戦った北アフリカ兵士の勇姿を描いており、本作は後続編にあたる作品だそうです。ちなみに、前作は、2006 年 カンヌ国際映画祭で、出演男優 5 人で主演男優賞を獲得しているそうです。

ワタシはこの前作を見ていないのですが、2 作とも見ると、アルジェリアとフランスの歴史的な抗争劇の流れがかなり理解できるのではないかと思います。

ただ、こうした作品にはつきものですが、歴史的事実が脚色されているところもあるそうで、そういう意味で、この作品は議論の対象となっていたようです。いずれにしろ、時系列を追いながら闘争の歴史を語っているので、とても分かりやすいです。

3 兄弟は、最初から独立運動に関わっていたわけではありません。それぞれが別々の道を歩んでいたのです。

長男は、インドシナ戦争の前線へ送られ、戦争で人を殺すことに傷つき悩んでいる。
次男は、独立運動に身を投げ、理想のためには何でもやる。
末っ子は、独立運動などには目もくれず、ただひたすら貧困から脱出しようともがき苦しむ。

それぞれの姿は痛々しかったです。結局、それぞれが抱える傷は、互いに癒しあう、3 兄弟の絆の強さがパワフルに描かれています。

自分の理想のためには、平然と人を殺すことをいとわない時代は、それほど昔の話ではないというのも、覚えておくべきところでしょう。見ごたえのある作品でした。

海外レビューにもちらりと書いてありましたが、3 兄弟が独立運動にしろ自分のビジネスにしろ、ある程度のステータスを築きながら活動をすることになるのですが、ラスト近くのスタイルが思い切り 「アンタッチャブル」 風で、まるでマフィアの抗争劇のフィルムの一部のようでもありました^^。




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