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[23rd TIFF] 「ハイソ」

2010.10.30.Sat.06:11
第 23 回 東京国際映画祭 アジアの風部門
「ハイソ」

原題: Hi-So
製作年: 2010 年
製作国: タイ
監督: アーティット・アッサラット
出演: アナンダ・エヴァリンハム、シーリース・リエン、サジー・アピウォン

hi-so

[あらすじ] (引用: TIFF 公式サイト
アナンダは、ある有名監督の新作に出演している。小さな町での撮影中、大学時代のアメリカ人ガールフレンド、ゾーイが訪ねてくる。だが、環境の変化が悪影響を及ぼし、ゾーイはその状況にいらだち始めてしまう。6 か月経って撮影が終了し、夏が冬に変わる。バンコクに戻ったアナンダは、製作会社で働いているメイと新しい関係を始める。しかしメイは、自分がゾーイと同じ状況であることを知る。彼女は、彼の生活になんとなくなじめない。それともそれは反対で、彼が彼女になじめないのかもしれない。


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


PIFF で見た 「Eternity」 といい、本作といい、映画祭で見たタイ映画が続けてアート映画だったせいか、以前タイ映画が持っていた泥臭さが感じられずに、なんとなく寂しい気持ちになりました。イメージ、空気感が先行するとでもいいましょうか。

でも、この作品に漂う空気感は嫌いではありません。風が吹き、時が流れ、人間の心が変化していく... セリフは最小限に抑えられ、心象風景かと錯覚しそうな透明感があります。

アーティット・アッサラット監督の前作 「ワンダフル・タウン」 は 2 年前の TIFF で上映されたそうですが、見ておけばよかったなぁ。

本作では、タイの人気スターであるアナンダ・エヴァリンハムが本人役で出演しています。この人気スターを以ってしても、タイ国内での興行は芳しくなかったと監督が Q&A で語っていましたが、人情劇のような明快な物語ではなくて、難解なアート映画というのは、どこの国でも同じような境遇のようです。

また、ストーリーには、監督の個人的な体験が、主人公に織り込まれているそうです。アメリカ生活が長かった監督は、アメリカではタイボーイと呼ばれ、タイに戻ればアメリカンボーイと呼ばれ、どちらにいても、アウトサイダー的な存在だったと。監督自身が常に感じてい疎外感のようなもの、付き合う女性とも深く心で結び合うことのできないもどかしさのようなものも感じられました。

こうして感想を後から書きながら思ったのですが、この作品は、感覚的にしかとらえようのないところがあります。理解しようとすると、行き詰るというか、作品の方から拒まれるというか。

大事なラストシーンもやや難解で... 自分の中では消化不良なんですけどね。


 


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