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[11th FILMeX] 「愛が訪れる時」

2010.11.30.Tue.18:33
第 11 回 東京 FILMeX コンペティション
「愛が訪れる時」

原題: 當愛來的時候
英題: When Love Comes
製作年: 2010 年
製作国: 台湾
監督: チャン・ツォーチ
出演: リー・イージエ、ガオ・モンジェ、ルー・シュエフォン、リン・ユーシュン

whenlovecomes

[あらすじ] (引用: 公式パンフレット)
レストランを経営する家族の一員である少女ライチュンには2人の母がいる。ライチュンの父は経営者の娘と結婚して店をと継いだが妻に子供ができず、妻の同意のもと、ツーホァを二番目の妻を迎え、ライチュンと妹が生まれた。仕事中に産気づいてツーホァは男の子を生む。そして、ライチュンは自分自身が妊娠していることを知るが、ボーイフレンドとは連絡がつかない。

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


本作は、今回の FILMeX 開催中に、台湾のアカデミー賞にあたる金馬奨を獲得した作品。

いきなり出産場面から始まるのですが、えーっ、そんな食堂の真ん中で子供を産んじゃうわけ?と、まず驚かされます。上映後の Q&A で、台湾では自宅出産が多いのかという質問も出たほど。台湾でも、ほぼ100%、病院で出産しますよと監督の弁。

この作品は、家族がテーマ。

個人的には、TVドラマにおいても映画において、日本、外国を問わず、ホームドラマってどうも苦手なのですが、この作品は、ひとつの家族の中に起こる、哀しみと喜びがじっくりと描かれていて良かったです。

一口に、家族ドラマと言っても確かにいろいろな切り口があるけれど、たとえば、母親の息子への異様な執着、親離れできない子供が描かれたり、子供を守るためなら他人を傷つけてもそれが親の愛だと正当化するものがあったり、そういう身勝手な話は、もううんざりという感じなのです。

この作品の家庭内の人間関係は、ちょっと複雑。一家に、2 人母親がいるし、自閉症のおじさんもいるし、17 歳のライチュンが、若気の至りで妊娠してしまうし。特別、仲が悪いわけでもないし、特別仲良しでもないけれど。

そして、各人のキャラが、深く斬り込まれていたのが良かったですね。2 番目の母親が向ける 1 番目の母親に対する想い、父親が向ける弟 (ライチュンのおじさん) への想い、ライチュンの母親たちに向ける想いは、決して、ベタベタしたものではないのだけど、心の底から向かういたわり合い、理解しあう想いであることが、なんとも頼もしいのです。

ホームドラマは苦手だけど、これぐらいガッツリと深く衝いてくれると、単なる家族愛という美談に収まらない、守りたいものの大切さ、日常の幸せのありかがわかって、良かったです。





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