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心をもちあげて... 「南から来た女」

2011.03.10.Thu.17:02
「南から来た女」
シネフィルイマジカ

原題: Lifting de corazón
製作年: 2005 年
製作国: スペイン=アルゼンチン
監督: エリセオ・スビエラ
出演: ペップ・マンネ、マリアナ・アンヒエーリ、マリア・バランコ、アルトゥーロ・ボーニン

Lifting_de_corazon

[あらすじ] (引用: 大阪ヨーロッパ映画祭
美容整形外科医のアントニオはセビリアで美しい妻クリスティーナと子供たちと幸せに暮らしていた。もうすぐ孫が生まれる。ところが学会で出張したブエノスアイレスで、若く魅力的なアシスタントの女性デリアと出会い、タンゴのリズムに酔うように恋に落ちてしまう。セビリアに帰ってからも、元の生活に戻ることができない。クリスティーナは夫婦でセラピーへ行くことを提案するが、彼は消極的だ。抑えきれず再びデリアに会いに行くアントニオ。


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

本作は、2006 年の大阪ヨーロッパ映画祭で上映されていたのですね。そのときの邦題は、「アンチエージング・ロマンス」。そちらの邦題の方が、内容を的確に表しているように思え、一体、どんなロマンスなんだよ、興味をかき立ててくれるかもしれません。

老いを意識したロマンスグレイな男が、若く溌剌とした女と恋におちる不倫劇...と、お決まりな路線を突っ走るのですが、どろどろ不倫劇ではなく、コメディかな。それも、笑えないコメディかもしれません。

娘が妊娠したという報告に、いささかたじろぐアントニオ。自分がじいさんになるのかと...。老いへの恐怖が一気に募ったのは言うまでもなく、そこで、なんともタイミングよく、若い女性と出逢って恋に落ちることになり、トキメキを、いや、自信を取り戻すのです。

しかし、自分には家族もいるし、妻と別れたいわけでもなく... ああ、でも若いデリアは手放したくないし、これが最後のチャンスかもしれない... 悩みに悩むアントニオ。

後半になると、デリアが突然セビリアに乗り込んできて、驚くアントニオ。そして、デリアとクリスティーナが鉢合わせ... いよいよ修羅場となるのか。これでは昼メロのようですが (笑)。 デリアとの妄想を抱きながら、孫を抱くアントニオの切ない表情ったら...。

本作の根底に流れるのは、老いへの恐怖・抵抗でしょうか。でも、これは男のみならず女にも当てはまること。自分自身も虚しい抵抗の日々を送っておりますが...。

笑っちゃうような陳腐なストーリーラインを見せながら、重層ラインではちょっと笑えない、グサグサ痛いところを突いてくるので、面白かったです。原題の 「Lifting de corazón = 心臓を持ち上げる」 は、意味深で、心憎いタイトルだと思います。心がたるまないようにしようっと...  





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