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寓話の世界かな... 「ウェディング・ベルを鳴らせ!」

2011.04.29.Fri.23:31
「ウェディング・ベルを鳴らせ!」
Movie Plus

原題: Zavet / Promets Moi
製作年: 2007 年
製作国: セルビア共和国=フランス
監督: エミール・クストリッツァ
出演: ウロシュ・ミロヴァノヴィッチ、マリヤ・ペトロニイェヴィッチ、アレクサンダル・ベルチェック、ミキ・マノイロヴィッチ、リリャナ・ブラゴイェヴィッチ

Zavet_poster

[あらすじ] (参照: goo 映画
セルビアの山奥。少年のツァーネ (ウロシュ・ミロヴァノヴィッチ) は、祖父のジヴォィン (アレクサンダル・ベルチェック) と牛を飼ってのんびり気ままに暮らしていた。近所に住んでいるのは、ジヴォインを恋い慕うボサ (リリャナ・ブラゴイェヴィッチ) ただ一人という田舎。ある日、孫の将来を心配したジヴォインは、ある約束をしてツァーネを街へ向かわせる。その約束とは“牛を売り、その金で聖ニコラスのイコンを買うこと”、“余ったお金でお土産を買ってくること”、“花嫁を見つけること”の三つ。

初めての大都会。ツァーネは偶然通りがかった美女ヤスナ (マリヤ・ペトロニイェビッチ) に一目惚れし、彼女を自宅まで追いかける。だがその途中、出会ったマフィアたちに、牛を奪われてしまう。祖父の旧友の孫トプズ (ストリボル・クストリッツァ) たちと出会い、牛を奪回するツァーネ。再びヤスナの家へ向かうが、そこでマフィアのボス、バヨ (ミキ・マノイロヴィチ) とヤスナの会話を聞いてしまう。その内容は、借金のカタにヤスナが身売りされるという事実であった。



■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


エミール・クストリッツァ監督は 2 度カンヌでパルム・ドールに輝いている巨匠だそうですが、私は、この監督の作品を見るのは初めてです。

セルビア映画ともなじみはなく、初めてかな。

原題 (セルビア語?) は 「約束」 という意味のようで、フランス語でも 「約束して」 でしょうか。いずれにしろ邦題は、なんとも軽い (笑)。でも、ある意味、この作品の軽やかさを表現しているとも言えますが...

とにかく、冒頭から謎だらけ。なんなの、それ? という状況が続きます (笑)。笑っていいの?いいよね... と。

大砲から飛び出した男はずっと空を飛び続けるし、登場する動物たちもなんかヘン、マフィアはライフルぶっとばすし、スキンヘッドの妙ちくりんなカップル?

登場人物のキャラクターも強烈すぎて、オーバーな表現の演劇を見ているみたいなのですが、普通なら絶対噛み合わないのに妙に噛み合っていて、驚かされます。ハチャメチャなようだけど、とてつもなくパワフルで、ちゃんとストーリーが展開しているのです。

牛飼いの少年に課せられた難題 3 つ、少年は無事に達成できるのかな。そもそも、なぜにそんな難題を突きつけられるのか。いや、そんなことを考え出すと頭が痛くなりそうです。

とにかく、町には少年の知らないことがいっぱいあふれていて、身の危険にもさらされるのですが、一体それは何を示しているのかな。ストーリーの展開が速いので、そのスピードについていくので精一杯。分からないことだらけだけど、まったく分からないわけでもなく、なんだか少しずつ謎が解けていくような気分にもなります。

ファンタジーというより、寓話的な世界。セルビアのお国事情や、社会情勢も盛り込まれていて、シニカルでもあります。そして、まちがいなく人間的なメッセージがこめられています。

ラストは、のどかなセルビアの牧歌的な風景に騙されそうだけど、あれはハッピーエンドだったのかな...

お笑い満載のハチャメチャぶりは表層だけで、底抜けなハッピーエンドに思えないんだけどな...




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