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黒白は表裏一体... 「ブラック・スワン」

2011.06.03.Fri.23:41
「ブラック・スワン」

原題: Black Swan
製作年: 2010 年
製作国: アメリカ
監督: ダーレン・アロノフスキー
出演: ナタリー・ポートマン、ヴァンサン・カッセル、ミラ・クニス、バーバラ・ハーシー、ウィノナ・ライダー

blackswan_poster


[あらすじ] (引用: Movie Walker
ニューヨークのバレエ・カンパニーに所属するニナ (ナタリー・ポートマン) は、元ダンサーの母親・エリカ (バーバラ・ハーシー) の寵愛のもと、人生の全てをバレエに捧げていた。そんな彼女に新作 「白鳥の湖」 のプリマを演じるチャンスが訪れる。だが純真な白鳥の女王だけでなく、邪悪で官能的な黒鳥も演じねばならないこの難役は、優等生タイプのニナにとってハードルの高すぎる挑戦であった。さらに黒鳥役が似合う奔放な新人ダンサー、リリー (ミラ・クニス) の出現も、ニナを精神的に追いつめていく。やがて役作りに没頭するあまり極度の混乱に陥ったニナは、現実と悪夢の狭間をさまよい、自らの心の闇に囚われていくのだった。




◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


New York City Ballet はよく見に行ったので、リンカーンセンター、懐かしいわ~などと過去を振り返る余裕さえなく、ニナの過剰な緊張感が伝わってきて、ドキドキ、ゾクゾク、ブルブルが次から次へと押し寄せてきました。

ホラーっぽく、来るぞ来るぞ、来たーという描き方もあるため、サイコサスペンス調とも言えますが、冷静に思い返せば、ファンタジー悪夢版だったなぁと。

精神的苦痛が幻想に置き換わっていただけなのですが、舞台に立つニナの精神的な荷重と恐怖が、ダイレクトに伝わってきて、重たいやら、怖いやら、締め付けられているような不思議な感じがしました。

妬みや嫉みが渦巻くライバルとの戦い、過保護すぎる母親からの抑圧、性的コンプレックスの克服、プリマとして興行としての責任と重圧、完璧が望まれる芸術的使命... と、か細いニナの身体ではとても支えきれない過酷な課題の数々。一人の女性として、アーチストとしてもがき苦しみながら、彼女は何をきっかけに break through を果たせるのか...

白鳥は踊れるけれど黒鳥は踊れない... 白鳥と黒鳥、これは表裏一体のものではないでしょうか。プリマになるまで、自分の表と裏を見つめたことがないの? なんと幼いプリマ... ニナに、この役は無理、いつか壊れるのではないかとワタシはずっと思っていましたが、結局その通りでしたね。

自分の道をさえぎるものは自分自身だけど、自分を壊すことではないでしょうに。

それにしても、オーストリッチスキン (カタカナで言うと高級っぽいけど、要はダチョウ皮)に身震いし、爪の脇のささくれは痛かったわ~。

ナタリー・ポートマンはすばらしく、彼女なくして成り立たない作品であることは間違いありませんが、ワタシの目はもっぱらヴァンサン・カッセルの方へ。「ジャック・メスリーヌ」 以来だわ。ステキ...



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