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[フランス映画祭2011] 「セヴァンの地球のなおし方」

2011.06.30.Thu.17:55
フランス映画祭 2011
「セヴァンの地球のなおし方」

原題: Severn, la voix de nos enfants
製作年: 2010 年
製作国: フランス
監督: ジャン=ポール・ジョー
出演: セヴァン・スズキ、古野隆雄、バルジャック村の人々、ほか

severn_poster

[あらすじ] (引用: フランス映画祭 2011 公式サイト
「どうやってなおすかわからないものを、壊し続けるのはもうやめてください」。1992 年、リオデジャネイロで開催された地球サミットで、12 歳の少女、セヴァン・スズキは大人たちに環境破壊を止めるよう訴えかけた。その伝説のスピーチから、来年で 20 年。もうすぐ母親となるセヴァンは「大切なのは生活の質と健康、そして子供。だから私は自己中心的に、自分たちをどう救うかを考えていきたい」と、未来の子どもたちのために発言を続けている。歯止めの効かない環境破壊や相次ぐ原発の事故を受け、多くの人々がこれまでの自らの無関心を省みる中、セヴァンが 19 年前に抱いた危機感を共有し、行動を起こしてきた人々がいる。ジョー監督は、福岡県で合鴨農法によってオーガニック米を作る古野農場の百姓百作の精神、『未来の食卓』の題材にもなったフランス、バルジャック村近くの原子力発電所の問題や村のその後の様子、コルシカ島のワイン農家、アレナ一家がビオワインに込めた島への思いなどを取材。彼らは地球の悲鳴を肌で感じ、セヴァンと志をひとつにする。

セヴァンが今、世界に伝えたいこと、そして日本とフランスで傷ついた地球と向き合い続ける人々の姿を追ったドキュメンタリー。


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


環境問題ドキュメンタリーというと、どこぞのエキセントリックな環境団体の活動報告フィルムのようになっているのではないかと、あまり見る気が起こらないのですが、この作品は、どちらかというとヒューマンドキュメンタリーでした。

地球と向き合う、環境と向き合う、自然と向き合う人々の活動を紹介したドキュメンタリーで、何らか異様に偏ったメッセージを持っているわけではなく、ちょっとホッとしました。

セヴァンは、環境問題の象徴的な存在として登場。セヴァンは、1992 年、リオで開催された地球サミットで環境破壊に阻止しようと訴えた伝説的な少女で、彼女が大人になって、次の世代を何を引き継ぐのかということを縦軸に、また日々、地道に自然環境保護と向き合い活動を続ける人々を横軸につむぎだしていく作品となっていました。

日本からは、合鴨水稲農法で NHK などでも紹介された古野隆雄さんが映画の中に登場され、また会場にもいらしておられました。単に、地球に優しいというプロパガンダ的な活動ではなく、農業は、生物学などの様々な技術を駆使した総合技術だと言っておられ、その科学的なアプローチを以って自然環境と向き合う活動は、高く評価されるべきところだと思います。

人類は、誕生して以来、生活を豊かにするにためにあらゆる知恵を絞ってきましたが、何かを生み出すたびに何かを破壊してきたということは、もう誰もが認識していることでしょう。人間は、これからも生産と破壊という矛盾に満ちた社会で生き続けるのだと思いますが、破壊ですべて終えるのでなく、再生につながる何かを見つけ、次の世代に引き継いでいくことを考えさせられる作品でした。

終映後、監督は、「原発、絶対反対」のハチマキを巻いてステージに出てこられましたが... 世界でも屈指の原発国フランスにとっても、未だに収束していない福島の原発事故は他人事とは思えないのでしょう。




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