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ひとりごと ~ 迷路

2009.04.27.Mon.20:21

jardin_sabatini


「迷路のようなヨーロッパの思考と感性」

この言葉は、私の大好きな作家 須賀敦子さんのエッセイ集 「コルシア書店の仲間たち」 に書かれた一節ですが、ヨーロッパの現実をよく表現しているとしみじみ感じています。私が見ているヨーロッパなんて、狭くてごくごく小さな一角にすぎないものですが、すでに迷路に迷い込んだ気がしています。

こんな小さな一角でさえこの迷路。一体、この迷路の先には、どれほどの複雑な迷路があるのかと思うと、ヨーロッパという土地のはかり知れない奥深さに、ぶるっと身震いしてしまいます。

そして、決して、ヨーロッパをひとくくりで語ることはできないということもよくわかりました。

国が異なれば、人も言葉も生活環境も変わるのは当然のことなのですが、マドリードに着いてからは、何もかもがバーゼルとは異なり、スペイン人の何とも言えない悪気のない 「いい加減さ」 に戸惑い、スイス人の 「信頼」 を重んじる几帳面さが恋しく、自分の家でもないのにバーゼル ホームシックになりそうでした(笑)。頭でわかっていても、実際の生活で感じるものとは全く別のものですね。

ところが、「いい加減」 な思考のようでいて、ひとたび豊かな食生活や芸術品に触れると、そこには繊細な感性があふれ、また、西ヨーロッパの辺境の地ならではの特有の複雑な歴史の重なりを垣間見ると、だんだん頭の中が混乱してきて、もう迷路そのものなのです (笑)。

さてさて、そんな迷路をもう少しぐるぐると彷徨う覚悟が要るようです。


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