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繊細なのか無遠慮なのか... 「キッチン ~ 3 人のレシピ」

2011.07.29.Fri.23:09
「キッチン ~ 3 人のレシピ」
DVD

原題: 키친
製作年: 2009 年
製作国: 韓国
監督: ホン・ジヨン
出演: シン・ミナ、キム・テウ、チュ・ジフン

kitchen_poster

[あらすじ] (引用: Movie Walker
天真爛漫なモレ (シン・ミナ) と年上のサンイン (キム・テウ) が結婚して 1 年。夫のサンインを‘ヒョン' (= 兄貴) と呼び慕うモレは、日傘の店を営んでいる。ある日、モレは現代アートの展示会で、不思議な青年のドゥレ (チュ・ジフン) と出会い、隠れた窓際でお互いの距離を近づける。会社を辞めてフレンチ・レストランを開店したいと打ち明けるサンインに、モレはドゥレとの出来事を伝え、サンインに謝罪する。サンインは憤りながらも、正直に告白したモレのために忘れようとするが、サンインが料理を教わるために連れてきたのはドゥレであった。彼はパリ仕込みの天才的な腕を持つフレンチシェフだったのだ。ドゥレは二人の家に住み込むことになり、3 人の奇妙な共同生活がスタートする。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


本作は、チュ・ジフン人気を当て込み日本での上映が決まっていたところ、そのチュ・ジフンが麻薬事件で逮捕され、急遽上映中止となったお騒がせ作品。

吉本ばななの小説 「キッチン」 を原作とした映画化ということですが、全く別物です。原作というより、単純にインスパイアされたという方が正しいのではないでしょうかね。

ストーリーは、三角関係の 3 人が同じ屋根の下に住むという奇妙な話で、雰囲気に飲み込まれというか、繊細なのか無遠慮なのか、よく分からないところもあり、あまり後味はよくありませんでした。


モレとサンインは新婚の夫婦。ドゥレとモレは衝動的な男女関係。サンインとドゥレは共同経営者であり友人。この 3 つの関係が入り混じるので、普通なら、修羅場模様が展開されそうなものですが、不思議とそんな展開にはならないのです。

なぜそういう展開にならないかというと、モレの性格が要因なのだと思います。モレは、天真爛漫で、正直で、自然体であるから、ちょっとふわふわしたような性格。誰も彼女を責め立てたりしたくなくなるのです。

モレとサンインは、子供の頃の遊び仲間、つまり幼馴なじみなので、その延長上に結婚があったということらしく、モレは恋愛を知らずに結婚したという背景があります。ある日、雷に打たれたように見知らぬ男サンインと関係を持ち、だんだんと惹かれていくのはわからないでもないけれど...

モレがドゥレとの関係をあっさりサンインに告白してしまうところも、サンインにしてみれば耳を疑う話なのだけど、サンインはドゥレを家から追い出さないのです。サンインを追い出したらモレまで失ってしまうことを怖れたのかしらね。サンインにはわかっていたのかもしれません、モレにとって自分は兄貴分でしかなく、恋愛の対象でなかったこと、そして、自分の手から離れていくことを...。

サンイン役のキム・テウ、こういう役をやらせるとピカ一ですね。ホン・サンス監督作品の 「女は男の未来だ」 や 「よく知りもしないで」でも、どこか優柔不断だったり、女性にリード権を奪われてしまったり、思いのままにならない愛にうなだれるという男でしたね。

個人的には、キム・テウを観賞する作品でした。シン・ミナは、作品の雰囲気には合っていますが、ストーリー上のキャラクターに全く共感できません。チュ・ジフンは、ドラマ 「宮」 や 「魔王」 で見たカチコチな演技からは少し解放されたようですが、コレと言って特筆することもなく。

正直なところ、ストーリーよりも、家の中のインテリア、食器、料理、セットや小物のセンスのよさに目が奪われ、そちらの方が楽しめました。






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