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爽やかすぎる男たち... 「男たちの挽歌 A BETTER TOMORROW」

2011.08.14.Sun.21:25
「男たちの挽歌 A BETTER TOMORROW」
DVD

原題: 무적자 (無敵者 / 無籍者)
製作年: 2010 年
製作国: 韓国
監督: ソン・ヘソン
出演: チュ・ジンモ、ソン・スンホン、キム・ガンウ、チョ・ハンソン、キム・ジヨン

abettertomorrow

[あらすじ] (引用: Movie Walker
数年前、仲の良い兄弟が北朝鮮から脱出を試み、生き別れになる。その後、兄ヒョク (チュ・ジンモ) は脱北に成功し、コリアン・マフィアの世界に入る。現在は、北朝鮮出身の元特殊部隊員ヨンチュン (ソン・スンホン) とともに、釜山を拠点とする武器密輸組織の大物になっていた。父親のようにヒョクの世話をしているパク警部 (イ・ギョンヨン) が、生き別れた弟チョル (キム・ガンウ) が見つかったと連絡してくる。チョルは収容所で母を失った後、脱北し、タイ、ミャンマー、モンゴルを経て韓国に入国した。チョルは、家族を裏切ったヒョクを憎んでいた。そんな弟の姿を見たヒョクは、組織を離れる決意をする。ヒョクの最後の仕事は、タイでの大規模な取引となった。組織のボスであるチョン社長 (キム・ヘゴン) は、気弱な性格の甥テミン (チョ・ハンソン) を同行させるよう頼んでくる。しかしヒョクに嫉妬心を抱いていたテミンの策略で取引は失敗し、ヒョクだけが地元警察に逮捕される。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


いわずもがな、本作は、1986 年に公開されたジョン・ウー監督による名作アクション 「男たちの挽歌」の韓国リメイク。ウー監督の製作総指揮により、リメイクというより 「リウェイク = rewake」 作品と呼ばれています。

「リウェイク」 と言っているので、オリジナル版と比べることはあまり意味がないと思うのですが、オリジナル版が香港ノワールというジャンルを確立した金字塔的な作品であっても、この作品が、韓国ノワールを代表する作品かというと、それは別の話かな。ノワールの不条理感や粋な男臭さが、少し足りなかったような気がするので。

でも、ストーリーは、生き別れの脱北者兄弟という韓国ならではの素材を使ってうまく仕立て上げられていて良かったと思うし、舞台が釜山というところも、韓国らしいローカルなドロ臭さが漂っていて独自性があったと思います。

ワタシの個人的な不満はキャスト。いわゆる韓流スターと呼ばれている俳優を 4 人も起用して、豪華キャストと称するのはいいけど、4 人もスターを起用するものだから、役割配分やバランスに気を遣ったのか、キャラクターの掘り下げ方という点では、いまひとつでした。何よりも、男 4 人揃えて男臭さが感じられないというのは、どういうことでしょうかね (笑)。爽やかさや透明感が出過ぎなんですよね~。

チュ・ジンモとキム・ガンウの兄弟コンビが話の基軸なのだから、もっとこの兄弟の葛藤に焦点を当てても良かったのではないでしょうかね。この 2 人なら、比重を置いても安心感があるのにもったいないわ...

ソン・スンホンに落ちぶれキャラは似合わないというか、とことん落ちぶれキャラになりきれない、余裕をかましたスカシ方が鼻につきました。

チョ・ハンソンのキャラも、裏切り前と後の変わり様が中途半端。とことん卑屈&卑劣なギラギラした感じが足りなくて、裏切る前からのワザとらしい目つきに苦笑...。

終盤のアクションシーン、ちょっと粗雑というか、シャープ感に欠けていたように感じたのは気のせい? 

ソン・ヘソン監督作品は、チェ・ミンシク主演 「パイラン」、カン・ドンウォン主演 「私たちの幸せな時間」 と好きな作品があるのですが、アクションノワールのジャンルより、情感豊かで細やかな人間ドラマの方が、監督の気質に合っているような気がしてなりません...。



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