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[LBFF2011] 「雨さえも~ボリビアの熱い一日~」

2011.10.01.Sat.23:23
第 8 回 ラテンビート映画祭
「雨さえも~ボリビアの熱い一日~」

原題: También la lluvia
製作年: 2010 年
製作国: スペイン=フランス=メキシコ
監督: イシアル・ボジャイン
出演: ルイス・トサル、ガエル・ガルシア・ベルナル、エンマ・スアレス

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[あらすじ] (引用: LBFF 公式サイト
映画監督のセバスティアンとプロデューサーのコスタは、新大陸の発見者クリストバル・コロンを描く映画撮影のため、スタッフとともにボリビアのコチャバンバを訪れる。折しも現地では、欧米企業による横暴な水道事業の独占によって、多くの住民が水道料金の大幅値上げに苦しめられていた。大勢のエキストラ応募者の中から、スタッフの目にとまった先住民族のダニエルは、映画の撮影の合間に抗議運動に参加。映画の資金源である投資家の目を気にするコスタは、彼の行動に難色を示し、映画に専念するよう諭す。

2011 年 ベルリン国際映画祭 パノラマ部門 観客賞



◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


本作は、2000 年初頭に実際にボリビアで起こった水道事業を巡る攻防 「水戦争」をベースに、民衆の攻防戦を、現地で映画撮影にやってきた映画スタッフの目を通して描かれています。

その水戦争は、世界銀行や IMF などが多国籍企業と結託して、債務国の公共事業を民営化させる事例のひとつ、コチャバンバ水紛争。ワタシもこの水戦争について、知識があるわけではなく、少し検索して調べた程度です。

水は生命の源、薬だと。雨は誰のもの、水は誰のものなのでしょうか。

一方、新大陸発見の功労者コロンブスをテーマとした映画の撮影隊。かつて原住民を経済的、精神的に制圧した征服者たち。この劇中劇と現実の事件が並行して描かれており、征服者と原住民、先進国の多国籍企業と後進国の民衆という対立の構図がくっきりと打ち出されているところも見どころです。

現代の社会問題を民族 (国家) の歴史との紐づけによって見せる手法が面白く、うまいなぁと思ったら、本作の脚本は、ケン・ローチ監督作品で知られるポール・ラヴァーティが担当しているそうで、納得してしまいました。

上映時間は約 100 分なのですが、2 時間もなかったとは思えない内容の濃さで見ごたえがありました。もうちょっと短くてもいいのではないのかと、無駄に長尺と思える作品も少なくない中、この作品はその真逆でした。

ラテンビート映画祭でご覧になった方々の評価が高いのも、いちいちうなずけ、ワタシは付け加えることもありません。

主演のルイス・トサル、「第 211 監房」 (レビュー記事) では怖~い服役囚だったけど、また違った味わいのある個性派俳優ですね。

ガエル・ガルシア・ベルナル、やっぱり好きなんですよね(笑)。



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