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[16th BIFF] 「The Artist」

2011.10.20.Thu.20:15
16th Busan International Film Festival
Open Cinema
「The Artist」

原題: The Artist
製作年: 2011 年
製作国: フランス
監督: シェル・アザナヴィシウス  
出演: ジャン・デュジャルダン、ベレニス・ベジョ、ジョン・グッドマン、ミッシー・パイル、ジェームズ・クロムウェル、ペネロープ・アン・ミラー

the artist

[あらすじ]
1927 年、ハリウッド。ジョージ・バレンタイン(ジャン・デュジャルダン)は、サイレント映画のスター。ある日、ジョージのファンであるペピー・ミラー (ベレニス・ベジョ) と出会う。彼女は、ジョージとの出会いによって女優になるチャンスを得る。しかし、やがて音の出る映画の時代が到来し、サイレント映画は衰退し、ジョージも落ちぶれていく。ペピーはスターダムに押し上げられていく。

2011 年 カンヌ国際映画祭 男優賞 (ジャン・デュジャルダン)

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

本作は、今年のカンヌ国際映画祭で、もともと非コンペ部門にエントリーされていたものが、開幕 1 週間前になって急きょコンペ部門にエントリーされるといういわくつきの作品。

全編を通して、モノクロ (一部除く) でサイレント映画という、非常にチャレンジングな作品。音が出ることが当たり前、色が付いていることが当たり前の映画をいつも見ているわけですが、音が出ることもカラーも当たり前でなかった映画を見ていた時代の観客に少しばかり近づいたような気分でした。

無声映画で一斉を風靡していた喜劇役者が落ちぶれていく一方、音の出る映画で新進女優がスターに上りつめていくというプロットで、映画の変革期における役者の悲喜こもごもを描くとともに、この 2 人の恋物語も同時に描かれています。

内容は、「スタア誕生」 のような展開を思わせます。1920 年代のハリウッド映画に対してオマージュを捧げているのでしょうか。

サイレント映画からトーキーへ。この変革期において、無声映画役者のジョージは、周囲から 「声を出せ」 「話せ」 と言われ続けるも頑なに拒み、自らをアーチストだと主張するのです。こうした行動は、真の価値を見せるため、時代の変遷への抵抗とも受け取れますが、実は 「話す」 ことへの恐怖から生じたものだったのかもしれません。

俳優陣も無声ということで苦労したのではないでしょうかね。声を出すことが当たり前の役者たちが、サイレントにどう取り組んだのか、話を聞いてみたいと思います。

ストーリーは古典的、伝統的な恋愛物語ですが、モノクロの映像はとても上品で優雅。懐古的というより、さらに洗練されたレトロを再現したような作品でした。


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