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[16th BIFF] 「WUNDERKINDER」

2011.10.21.Fri.16:05
16th Busan International Film Festival
Open Cinema
「WUNDERKINDER」

原題: WUNDERKINDER
製作年: 2011 年
製作国: ドイツ
監督: Marcus Otto ROSENMÜLLER
出演: Kai WIESINGER , Catherine FLEMMING , Gudrun LANDGREBE , Gedeon BURKHARD , Konstantin WECKER

wunderkinder

[あらすじ]
ユダヤ系ウクライナ人の少年 Abriasha と少女 Larisha は、2 人とも音楽の天才児でロシアで演奏ツアーを行っていた。一方、ドイツ人少女 Hanna は、父親の仕事の関係でウクライナに駐在し、2人の天才児と仲良くなりたいため、彼らと同じ音楽教師につくことにした。しかし、ドイツがロシアを侵攻し始めると、彼らの運命が動き出す。ロシアがウクライナにいるドイツ人を弾圧し始めると、Abriasha と Larisha は Hanna の家族を助ける。しばらくするとドイツ軍がウクライナを占拠し、ユダヤ人の弾圧を行うようになる。今度は、Hanna が Abriasha と Larisha とその家族たちを助ける番であるが...。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


本作は、監督が舞台挨拶で語っておられましたが、子供の目を通してみたホロコーストをテーマとして扱っています。

ユダヤ系の少年少女とドイツ系の少女が、音楽を通じて絆を深めるものの、戦争とドイツのナチスにより、その絆が引き裂かれる様を描いています。

Wunderkinder は、天才児という意味だそうですが、バイオリンの Abriasha と ピアノの Larisha は、どんなミスもおかさずに演奏する天才的な才能を持った子供たちです。

その 2 人に憧れて、同じ教師につきバイオリンを習う Hanna。3 人でアンサンブルを演奏するときの、嬉しそうな表情は純粋です。

国境、人種を超えて築きあげられた純粋な子供たちの固い絆までが、戦争やナチスが壊そうとする... 実際、3 人の絆は決して壊れることはないのですが、その後の彼らの心に深い傷となって残るのです。

ナチスの非道ぶりを描いた作品としては、王道のアプローチで、情緒豊かに描かれています。もちろん、ハッピーエンドなどあるわけもなく。「忘れてはならない歴史」だと監督が語るように、このテーマは素材を変えながら、いつまでも語り継がれていくのでしょう。

年老いた Abriasha と Hanna が再会するラストシーン。この 2 人の間に、どんなに長い年月が流れても、癒されることのない傷跡が、目には見えなくともくっきりと虚しく見て取ることができ、背景の美しい映像がより一層、もの悲しさを引き出していたと思います。




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