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ダメだし気分... 「あなたの初恋探します」

2011.11.08.Tue.23:08
「あなたの初恋探します」
日本語版 DVD

原題: 김종욱 찾기 (キム・ジョンウク探し)
製作年: 2010 年
製作国: 韓国 
監督: チャン・ユジョン
出演: イム・スジョン、コン・ユ、チョン・ホジン、リュ・スンス、チョン・スンギル

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[あらすじ] (引用: MovieWalker)
ミュージカルの舞台監督として忙しく毎日を過ごすソ・ジウ (イム・スジョン)。新作舞台の準備に追われる中、お見合い相手のパイロットからプロポーズを受けるが、ジウはその申し出を素直に受けることができない。その理由は、いまだに忘れられずにいる初恋の相手キム・ジョンウクにあった。一方、旅行代理店に勤めるハン・ギジュン (コン・ユ) は、融通の利かない堅物男。上司から叱責を受けてばかり。ある時、そんな毎日に嫌気がさしたギジュンは、自分で会社を立ち上げる。それは、“初恋探し株式会社”。客の初恋の相手を探す仕事だったが、訪れるのは変わり者の客ばかり。そこへ、ようやく訪れたまともな客がジウと父親。結婚に対して煮え切らない態度を続けるジウに業を煮やした父親が、無理やり連れてきたのだ。


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


最近、商業系の韓国映画にはかなり冷たいワタシ... この作品も見ながら、ダメ出しいっぱい (笑)。

本作は、韓国演劇の中心地、大学路でかかっていた人気ミュージカル 「キム・ジョンウク探し」 を映画化したもの。ソウルへ行ったとき、大学路でポスターをよく見かけました。ミュージカル自体は、韓国のオリジナル作品で、上演時はかなり評判が高く、今でも劇場でかかっているのかな?

オリジナルがミュージカル作品であっても、本作はミュージカル映画ではなく、ラブコメ仕立てになっています。

ストーリーは、韓国コンテンツが大好きな 「初恋」 への執着がメインの題材だけど、ベタさはなく、軽快な切り口で見つめ、一風変わった人物キャラクターたちで構成されています。初恋って、ロマンス劇の永遠のテーマだよな~と、妙に考えこんだりして...

でも、この作品、ストーリーに関係ないところで、えっ?と思うところが多くて、あまり魅力を感じられませんでした。

最初のダメ出し。冒頭のシーンは、「スラムドッグ・ミリオネア」 のワンシーンを彷彿させるような、とあるインドの町の駅で、列車から降りてくる大勢の人ごみに紛れて、イム・スジョンが人を探すシーン。誰が見ても、スラムドッグ... その時点で、作品に対する期待は大きく低下。

2 番目のダメ出し。旅行会社に勤めるコン・ユが、「冬のソナタ」 のロケ地春川へ日本の韓流おばちゃんたちを引率し、彼女たちからセクハラに遭うというエピソード。他国や外国人をコメディで揶揄するには、それなりのテクニックが要るもので、ただ人をバカにしたこのエピソードひとつで、監督の品格のなさが露呈したのではないでしょうかね。

3 番目のダメ出し。大作でもないのに、キャストでカメオがやたらに多いこと。この監督、自分が声をかければ演劇界の若手から重鎮まで揃えられるのよとアピールしたいがためじゃないのと思えてしまうのです。カメオはただ出ているだけで息吹きがないの(笑)。カメオの使い方を間違っているような気がします。

4 番目のダメ出し。イム・スジョンは、舞台監督という仕事なのですが、仕事場の劇場がやけに近代的で比較的大きな施設。ソウルには大劇場が少なくて、それこそ大学路の劇場なんか、アングラに毛が生えたような小劇場ばかり。原作のミュージカル 「キムジョンウク探し」 だって、200 席ちょっとの劇場でやっていたはず。ミュージカル界を大きく見せようとしているところも、笑ってしまうのですよね。

監督は、原作のミュージカルも手がけた女性監督チャン・ユジョン。舞台と映画。この垣根を自由自在に飛び越えるのは実に難しいようですね。ミュージカルではないけれど、同じく韓国演劇を代表する演出家チャン・ジンみたいに、映画監督としても成功するような才人はなかなかいないということでしょうかね。

意地悪ばあさんみたいなレビューですが、キャストには罪はありません。主演のイム・スジョンは、一皮むけた感じでなかなか良かったですよ。それでも映画館で見なくてよかったと、つくづく思った作品でした。



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