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ガラスの心が壊れたとき... 『Bleak Night (原題)』

2011.11.30.Wed.20:34
『Bleak Night』 (原題)
韓国版

原題: Bleak Night / 파수꾼 (番人)
製作年: 2010 年
製作国: 韓国
監督: ユン・ソンヒョン
出演: イ・ジェフン、ソ・ジュニョン、パク・チョンミン、チョ・ソンハ

bleaknight

[あらすじ]
無邪気に遊ぶ高校生 3 人組のキテ (イ・ジェフン)、トンユン (ソ・ジュニョン)、ヒジュン(パク・チョンミン)。ある日、息子を亡くした父親 (チョ・ソンハ) が、息子の死の真相を探り始める。息子の名はギテ。息子が大切にしていた写真には、トンユンとヒジュンが映っている。学校を訪ねると、ドンユンは葬式にも来なかったし、ヒジュンは転校していた。一体、3 人の間には何が起こったのか。

2010 年 第 40 回 ロッテルダム国際映画祭 コンペティション作品

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


今年の韓国の映画賞レースで、新人賞を総なめにしているイ・ジェフン。“忠武路 F4” と呼ばれる、韓国映画界の若手 4 人衆のひとり。ちなみに、その 4 人とは、ユ・アイン、ソン・ジュンギ、チャン・グンソク、イ・ジェフン。前者 2 人はすでに囲っていますが(笑)、ソギはワタシの範疇外、残りのイ・ジェフンを観ておかなくてはと、本作と 『The Front Line / 高地戦(原題)』 でチェック。

本作は、昨年の釜山国際映画祭のニューカレンツ賞を受賞した作品。監督自身は 20 代と若く、もちろん長編デビュー作。

主人公は高校生 3 人組。日頃からつるんでよく遊んでいても、微妙な友情のズレは生じるもの。誰しも経験があるのではないでしょうかね。そのズレは、後から考えると一体何がきっかけで、どういう経過でそういう顛末に至ったのか、説明できないことが多く、ただ互いの誤解がさらなる誤解を呼び、友情の糸がもつれて、ちぎれてしまう... ガラスのように繊細な心の青春時代を丁寧に描いた作品です。

時に相手を傷つけ、傷つけたことを謝っても双方に傷が残り、気まずさから暴力やいじめに発展したりと、青春時代の心理をひも解くのは簡単なことではありません。「チング」=友人という言葉が重くのしかかってきますが、青春時代の友人の存在は、自身の存在を有無さえも左右しかねない危うさがあるのだと思います。

この 3 人の微妙な関係が、時間軸をずらして描かれています。キテが死んだ後、父親が息子の死を探る現在と、3 人の間に起こった小さな出来事の間を、往ったり来たりします。

高校生を描いた作品の割には、あまりに暗くて息詰まる感じでした。何に絶望してキテは死んでしまったのでしょうか。そのあたりは、観客の判断にゆだねられていますが、そもそも、高校生の考える絶望とは何なのでしょうか。

もう、青春時代は遠すぎて...(笑)。あの頃は何を考えて生きていたかなと、ついつい振り返ってしまう作品でした。

ところで、キテの友人トンユン役を演じているソ・ジュニョン、どこかで見た顔だと思ったら、現在、ドラマ 「根の深い木」 で廣平大君 (世宗の息子) 役を演じているのでした。







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