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爽快... 『ミレニアム2 火と戯れる女』 / 『ミレニアム 3 眠れる女と狂卓の騎士』

2012.02.10.Fri.23:15
『ミレニアム 2 火と戯れる女』
『ミレニアム 3 眠れる女と狂卓の騎士』
シネフィル・イマジカ放映

原題: Flickan som lekte med elden / The Girl Who Played with Fire
原題: Luftslottet som sprängdes / The Girl Who Kicked the Hornet's Nest
製作年: 2009 年
製作国: スウェーデン=デンマーク=ドイツ
監督: ダニエル・アルフレッドソン
出演: ノオミ・ラパス、ミカエル・ニュークヴィスト、レナ・エンドレ

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ミレニアム 2 [あらすじ] (引用: MovieWalker)
社会派雑誌『ミレニアム』の発行人ミカエル(ミカエル・ニュークヴィスト)とともに、富豪ヴァンゲル家の少女失踪事件を解決して1年が経ったが、それ以来、リスベットは姿を消したままだった。『ミレニアム』では少女売春組織の実態に迫る特集号を発行しようと準備を進めていたが、担当するジャーナリストが殺害されてしまう。その現場に残されていた銃にリスベットの指紋が残されていたため、彼女は指名手配される。しかしミカエルはリスベットの無実を確信し、仲間たちと共に独自の方法で真実に迫っていく。

ミレニアム 3 [あらすじ] (引用: MovieWalker)
様々な謎や疑惑を暴いてきたリスベット・サランデル(ノオミ・ラパス)は、宿敵との対決のときを迎える。リスベットは相手に重傷を負わせるが、自分も瀕死の深手を負う。リスベットとともに事件を解決してきた社会派雑誌『ミレニアム』の発行人ミカエル(ミカエル・ニュークヴィスト)が現場に駆けつけ、2人は一命を取り留める。しかし、リスベットを拉致した金髪の巨人は取り逃してしまい、リスベットは病院に収容される。政府公安警察にある秘密組織・特別分析班の元班長グルベリはこの事件のことを知り、班のメンバーを招集する。事件を通じて自分たちの秘密が発覚する危険を察知した彼らは、関係者の抹殺を企てる。ミカエルにも危険が迫るが、仲間を集め、巨大な陰謀に立ち向かっていく。そして、一見関係ないように思えるいくつかの事件がつながっていき、リスベットの過去が明かされる。


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


ミレニアムシリーズ、第 2 部と第 3 部は 第 1 部の事件そのものとのかかわりはありませんが、リスベットの過去と、ミカエルが追う新たな事件とが織り交ざって進行する。

第 1 部で敷かれていたリスベットの過去の伏線がこの 2 作によって明らかにされ、リスベットというキャラクターがどのように作り上げられてきたか、人間ドラマ模様の様相も呈している。

第 1 部と大きく異なるのは、第 2 部と第 3 部の作りはまるでテレビドラマのようで、映画なのかという疑問が残った。第 1 部も映像は地味だったものの、スケール感はあった。でも後続 2 作は、映像がとらえている枠がやけに小さいなと思っていたところ、なんのことはない、もともとテレビドラマ用に作られたものを劇場公開したそうだ。どうりで、納得...。

ただし、ストーリー展開は相変わらず面白かった。第1部を見ているから余計にそう感じるのかもしれない。第 2 部では、ミカエルとリスベットは、ストーリー上交わっているのに、直接触れ合うことがない。直接の交わりがないにもかかわらず、第 1 部で培った互いの信頼や愛情 (?) の上で 2 人のストーリーが展開する見せ方が面白かった。

しかし、リスベットの壮絶な過去は想像を絶するものがあった。そんな過去を心に抱えて生きていくなんて。家族の血縁、情、感傷に微動だにもしない復讐は、アジア的な甘っちょろい描き方とは対極にあって背筋が震えた。


第 3 部は、国家的な陰謀に巻き込まれていたリスベットの過去が、法廷の場でさらに明らかになる。リスベット自らが解き明かす陰謀劇のすべて。法廷に颯爽とパンクファッションで登場するリスベット。パンクファッションは彼女の戦闘のための鎧のようで、彼女なりのギリギリの心情がわかるような気がした。

第 1 部から第 3 部まで通して見ると見ごたえがあった。リスベットというちょっと変わったひとりの少女にまつわる物語だが、ラストはすっきり爽快なところは良かった。

リアルな暴力場面など、現代社会に潜む闇もよく抉り出されていて、現実を見据える冷静な目、人間と人間の真のつながりなど、なかなか深い題材を扱っているように見えた。


◆ Pros
- 3 作通して見ると壮大な人間ドラマ。
- ミステリー仕立てでハラハラドキドキだが、実は社会派ドラマでもある。

◆ Cons
- 第 2 部 & 第 3 部は、テレビドラマ映像として見た方がいい。

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