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物足りない... 『マイウェイ 12,000 キロの真実』

2012.02.10.Fri.23:30
『マイウェイ 12,000 キロの真実』

原題: 마이웨이
製作年: 2011 年
製作国: 韓国
監督: カン・ジェギュ
出演: オダギリジョー、チャン・ドンゴン、ファン・ビンビン

myway

[あらすじ] (引用: MovieWalker
1928 年、日本占領時代の朝鮮。全く境遇の異なる 2 人が、マラソンの良きライバルとして成長する。憲兵隊司令官の祖父を持ち、常に一番を目指す日本人の長谷川辰雄 (オダギリジョー)。幼い頃から長谷川家の使用人として働きながら、マラソンにおいては辰雄のライバルとして共に育った朝鮮人のキム・ジュンシク (チャン・ドンゴン)。オリンピックの金メダルを夢見る 2 人だったが、いつしかその関係は国同士の戦いとなり、憎み合うようになる。やがて開催されたオリンピック選考会で事件が発生。ジュンシクは罰として日本軍に強制徴用されることになり、2 人のオリンピックの夢は消えた。1939 年、ノモンハンで 2 人は運命の再会を果たす。日本兵として戦うジュンシクのもとに現れた辰雄は、すっかり冷酷な軍人に変わっていた。死闘の末、敗北した日本兵はソ連軍の捕虜となるが、対ドイツの戦局が悪化し、ソ連兵として闘う決断を迫られる。捕虜として経験する初めての戦場。やがてドイツにも敗れ、辿り着いたのは故郷から遥か遠い大陸の果て。

2012 年 第 62 回 ベルリン国際映画祭 パノラマ部門 出品
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


韓国映画に馴染みのない人でも、『シュリ』 を知っている人は多いだろう。本作は、『シュリ』 で一躍韓国映画界を牽引する監督と称されたカン・ジェギュ監督の最新作である。

『シュリ』 といい 『ブラザーフッド』 といい、カン・ジェギュ監督は大作でありながら佳作を撮り続けてきたわけだが、韓国映画史上最高の 25 億円の製作費が投じられたと伝えられる本作より、個人的には前作の方がずっと好きだ。

ここ数年、韓国映画界で多大の製作費を投じたブロックバスターと呼ばれる作品にアタリってあったかな? 『グッド・バッド・ウィアード』 にしろ 『TSUNAMI』 にしろ興行成績は現地で良かったようだが、明らかにストーリー性は希薄だった。

困難な撮影現場だったとか、多額の製作費を投じたとか、CG が見どころだとか... スケールやら製作費をやたら強調する作品に限って、見終わると、だから何なのという感想になってしまう。韓国映画のブロックバスターにありがちな慢性病だとワタシはこっそり思っている。このテの類にアタリはない。

昨年のプサン国際映画祭でも 『マイウェイ』 は大々的にプロモーションが展開されていたけれど、蓋を空けてみたらガックリ。しかし見てみないと分からないものだ。あちこちで高い評価の意見を見かけていたのだけど、あれは身銭を切っていないライターさんたちのご意見かしら?

もちろんスケールは大きいし、戦闘場面の撮影は大変だったのだろうけれど、全体の 4 分の 3 ぐらいは死屍累々の戦闘場面。劇場のスクリーンで見る価値はあるのかもしれないけれど、家庭の TV では見たくない。

アメリカ国立公文書館から発見された一枚の写真。そこに映っていた東洋人は、アジアからノルマンディまで、日本、ソ連、ドイツの軍服を着て闘い、渡り歩いてきたという。そのエピソードに基づいて本作は製作されたのだが、本当にそれだけのお話。

人間ドラマというほど人間の心理的な掘り下げもなく、マラソンランナーとしてライバル関係にあった朝鮮人と日本人の友情をお飾り的に継ぎ足したようなストーリー。ラストもちょっと首をかしげてしまった。それはなんだかおかしいんじゃないの? もちろん 「反○」 というような狭量なタグを付けて見てしまうともっとつまらない。

やっぱりこのテの韓国映画にアタリはないんだねと、再確認させてもらったけど、一応、韓国映画界を応援しているのだから、がんばってよねと言うしかない。


◆ Pros
- スケールの大きい戦闘場面は見ごたえあり。

◆ Cons
- 大作というふれこみの割には、構成力が甘く、つまらない。
- ストーリー性が希薄。


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