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手に取ってみたい... 『本を作る男 - シュタイデルとの旅』

2012.02.21.Tue.06:14
『本を作る男 - シュタイデルとの旅』
シネフィル・イマジカ放映

原題: How to Make a Book with Steidl
製作年: 2010 年
製作国: ドイツ
監督: ゲレオン・ヴェツェル/ヨルグ・アドルフ
出演: ゲルハルト・シュタイデル、ロバート・フランク、カール・ラガーフェルド、ギュンター・グラス

how to moke a book with

[あらすじ] (引用: Cinefil Imagica
世界一美しい本を作る男、ゲルハルト・シュタイデル。芸術書を扱う世界中の書店に並ぶ Steidl 社の本は、彼が出身地ゲッティンゲンに築いた印刷所・出版社で全てデザインから印刷まで行われ、効率化のための大量生産や外注は一切していない。その徹底した姿勢に、錚々たる芸術家達が全幅の信頼を寄せ、彼自身も彼等との仕事に臆することのない率直さで臨む。電子書籍の時代と言われる中、より一層 “本” への情熱を生きる一人の出版者を追った長編ドキュメンタリー。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


本作は、本格的なアート本を作り上げる職人の徹底的なこだわりが描かれたドキュメンタリー作品。

ゲルハルト・シュタイデルが、芸術家たちから支持され、信頼を寄せられている理由は、そのプロとしての技術力の高さや見識が買われていることのみならず、本づくりに対する満ち溢れる情熱なのだと思った。アート本製作を依頼する写真家やデザイナー、つまりクライアント側が持っている期待や情熱以上の熱い思いで、シュタイデルは寄り添う。

映像を見ながら、インクや紙の匂いが漂ってきそうな勢いだ。紙質との相性、サイズ、配置、微妙な色の調整などなどの作業は果てしなく多い。細部にわたる検討は、直接アーチストと対面して行い、アーチストの意思や希望をきちんと把握して、反映させ、また提案をする。

電子書籍などデジタル化の波の中で、本の製作はアナログの代表格になってきた。私などは、文庫本であっても紙で読みたいと思うハード派だ。別に電子書籍を否定するつもりもなく用途に応じて使っていけばいいと思う。でも紙の肌触りや紙をめくる音とか、手に取る感じは忘れたくないなと。

このドキュメンタリーで、 Joel Sternfel が iPhone で撮影したドバイの風景を集めた小型の写真集 「iDubai」 の製作をシュタイデルが手掛けるエピソードがある。iPhone という現代において最新デジタル技術の粋を集めたガジェットで撮影した写真を、アナログのプロが出版するという、相反するものが共存するコントラストがなんだか面白いなと思った。

シュタイデルが製作した本の蒐集家もいるそうだが、限定出版かつ高価ということで、私のような庶民の手にはなかなか届かないのかな。

Amazon で少し検索したら、手ごろな価格のものもあるようだけど、やっぱり手に取ってから買いたいし...。今度、海外へ行ったときの楽しみのひとつにしておこう。


◆ Pros
- アート本好き、アート・デザイン関係者必見のドキュメンタリー。
- こだわり職人の魅力満載。

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