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純愛ロードを走る... 『ドライブ』

2012.04.30.Mon.21:08
『ドライブ』

原題: Drive
製作年: 2011 年
製作国: アメリカ
監督: ニコラス・ウィンディング・レフン
出演: ライアン・ゴズリング、キャリー・マリガン、ブライアン・クランストン

drive_poster

[あらすじ] (引用: MovieWalker
天才的なドライビングテクニックを持つ寡黙な“ドライバー”(ライアン・ゴズリング) は、昼は映画のカースタントマン、夜は強盗の逃走を請け負う運転手というふたつの顔を持っていた。家族も友人もいない孤独なドライバーは、ある晩、同じアパートに暮らすアイリーン (キャリー・マリガン) と偶然エレベーターで乗り合わせ、一目で恋に落ちる。不器用ながらも次第に距離を縮めていくふたりだったが、ある日、アイリーンの夫スタンダード (オスカー・アイザック) が服役を終え戻ってくる。その後、本心から更生を誓う夫を見たアイリーンは、ドライバーに心を残しながらも家族を守る選択をするのだった。しかし、服役中の用心棒代として多額の借金を負ったスタンダードは、妻子の命を盾に強盗を強要されていた。そんな中、絶体絶命のスタンダードに助けを求められたドライバーは、無償で彼のアシストを引き受ける。

第 64 回 カンヌ国際映画祭 監督賞

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


ジェームズ・サリスの同名クライム小説を原作としている本作、昨年のカンヌ国際映画祭で監督賞を受賞したというので見てみようと思った。

この作品は舞台こそアメリカだが、フランス映画を思わせるウようなヨーロッパの香りが漂う作品だと思ったら、ニコラス・ウィンディング・レフン監督はデンマーク出身だった。

カードライバーが主人公という話なので、カーアクション劇かと思いきや、なんと驚いたことに完全なる純愛劇だった。それも、ただの純愛劇ではなく、グル―ビーな音楽が流れるノワール仕立て。ファムファタール的存在のキャリー・マリガンの美しさも際立っている。

主人公のドライバーには名前がなく、昼間はカースタント、夜は強盗の手助けをする運転手と、2 つの顔を持つ孤独な男。そんな男が恋に落ちるのだ。ライアン・ゴズリングの低音で抑えられた声がとても良い。その響きだけで、孤独な男のキャラクターをすべて物語っている。

ノワール的なストーリー展開はシンプル。孤独な男が美しい人妻に恋をする。彼女を守るために犯罪に手を貸す。マフィアが仕掛けた罠にはめられる... 徹底的に余分なものをそぎ落としながら情感たっぷりに見せてくれる。

手に汗を握るドライブシーンの狭い車内空間、男と女が静かに視線を交わす空間、そして血が飛ぶ激しいバイオレンスの騒々しい空間、こうした空間のメリハリをきかせて見せてくれる映像は、動と静、押しと引きをコントロールして、寄せては返し、また寄せては返す波のように、見ている者の感情を積み重ねてくれるようである。

そして、音楽も映像とともに印象的で、音楽が登場人物たちの鼓動を伝えてくれるように流れ、映像とのコラボが絶妙だと思う。加えて、映像と音楽の洗練されたトーンは、残虐シーンのエグさを毒消しのごとく消してしまっているのだから不思議だ。

香港ノワールだったか、韓国ノワールだったか、どこかで見たような素材でもあるが、アジア独特の湿った感じはなく、からっとした乾いた仕上がりの秘訣は何なのだろうか? 

この作品のテイスト、ワタシはかなり気に入っている。


◆ Pros
- 音楽と映像の絶妙なコラボ
- ライアン・ゴズリング演じる孤独な男の愛とは?

◆ Cons
- ともすると陳腐になりがちな純愛劇

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