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フランス映画祭2012 『わたしたちの宣戦布告』

2012.07.05.Thu.23:57
フランス映画祭 2012
『わたしたちの宣戦布告』

原題: La Guerre est déclarée
製作年: 2011 年
製作国: フランス
監督: ヴァレリー・ドンゼッリ
出演: ヴァレリー・ドンゼッリ、ジェレミー・エルカイム、セザール・デセック(アダム18ヶ月)、ガブリエル・エルカイム(アダム8歳)

la-guerre-est-declaree

[あらすじ] (引用: フランス映画祭公式サイト
運命的な出会いで恋に落ち、自由奔放な暮らしを楽しむ若いカップル、ロメオとジュリエット。息子アダムが誕生し、三人の幸せな生活は約束されているかに見えた。だが、それも束の間、アダムに病が発見さる。運命に立ち向かう準備などまったくできていなかったのんきなカップルは、大人にならざるを得ない状況に追いつめられる。やがて、乗り越えなければならない試練を前に、二人は自らの強さと勇気に気づいていくのだった。

2011 年 カンヌ国際映画祭 批評家週間オープニング作品


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


本作は、主演も兼ねているヴァレリー・ドンゼッリ監督とジェレミー・エルカイムが共同執筆した、彼ら自身の体験をもとに描いた作品である。ご本人たちいわく 「フィジカル」 な作品で、生命力がほとばしる瑞々しいドラマである。
確かに精神面、心理面をくどくど描いたものではない。

ロミオとジュリエットという名のカップルが結ばれ、子供も生まれ、幸せが続くと思われた矢先に、子供アダムが難病を患っていることが発覚。

若い夫婦と病気の子供というベタな設定に、よく見かけるお涙頂戴的な泣けるストーリーを想像していたが、それは大間違いだった。親が子供のために全力を傾ける姿を見て、同情するとか、感傷に浸るとか、そういう話でもなく、そんな暇も与えてくれない。

この作品では、今ある生命のかけがえのなさとか、人生を駆け抜けるエネルギーとか、そうした動的なものが描かれ、決してひるむことなく立ち止まらず、前へ前へと突き進む姿勢を貫くキャラクターと撮影スタイルが重なり合っていて新鮮だ。

本人たち自身の経験に基づき、本人たちが書き、本人たちが演じているのであるから、リアル感も半端なく、説得力がある。俯瞰したり、遠目で見ることをしないので、あくまでも他人事ではない我が事を徹底的にえぐり出しているものだから、途中で息切れがしないだろうかと老婆心から心配になりかけた (笑)。

トークショーに登場したヴァレリー・ドンゼッリ監督とジェレミー・エルカイム。そのエネルギッシュな語り口といい、表情の豊かさといい、観客を魅了するには十分だった。多くのファンがトークショーに駆け付けたのもの頷ける。私もすっかり 2 人のファンになってしまった。


◆ Pros
- エネルギッシュなストーリー展開。
- ヴァレリー・ドンゼッリとジェレミー・エルカイムのコンビネーションの良さ。
- ビジュアルの新鮮さ。

◆ Cons- ストーリーそのものはベタな素材。



参照: フランス映画祭 2012 トークショーレポート
http://www.unifrance.jp/festival/2012/report/2012/06/623.html



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