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めくるめく対話劇... 『おとなのけんか』

2012.09.15.Sat.22:22
『おとなのけんか』

原題: Carnage
製作年: 2011年
製作国: フランス=ドイツ=ポーランド
監督:ロマン・ポランスキー
出演:ジョディ・フォスター、ケイト・ウィンスレット、クリストフ・ヴァルツ、ジョン・C・ライリー

carnage_poster

[あらすじ] (引用: Movie Walker
ニューヨーク、ブルックリン。ザッカリー・カウワンがイーサン・ロングストリートの顔を棒で殴ったという 11 歳の子供同士の喧嘩の後、彼らの両親が話し合いのため集まることに。リベラルな知識層であるロングストリート夫妻 (ジョン・C・ライリー / ジョディ・フォスター) は、カウワン夫妻 (クリストフ・ヴァルツ / ケイト・ウィンスレット) を家に招くが、冷静に平和的に始まったはずの話し合いは、次第に強烈なテンションで不協和音を響かせる。やがてお互いの本性がむき出しになっていき、夫婦間の問題までもが露わになっていくのだった。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


お腹を抱えて笑った本作。子どもの喧嘩に口をはさむことになった 2 組の夫婦が、些細な事から喧嘩を始め、言葉の応酬で火花を散らすストーリー。原題の Carnage は、修羅場という意味。

私個人としては、こういうシチュエーションコメディのような形式で、本筋からどんどん話がそれていき、登場人物の人間性が暴かれていく対話劇が大好き。

演劇のような立ち回りと配分だなと思ったら、ブラックユーモアで国際的に高い評価を得ている劇作家ヤスミナ・レザの傑作コメディを原作とし、ロマン・ポランスキー監督が映画化したのだそうだ。

対話の小道具がさまざま出てくるのだが、これまたとても洒落ている。そんなことで、言い争わなくてもいいものを... ということの繰り返しではあるのだが。

互いになぜかカチンとくるキーワードが登場するたびに、4 人の論争がテンポよく展開するのであるが、ヒートアップするかしないところで、タイミングよく話の腰を折るアランの携帯電話の呼び出し。仕事の話を他人の家で大声で話すアラン、失礼きわまりないと妻は気まずくなり、ますます感情的に。

さらに相手との気まずさを和らげようと、ロングストリート夫妻が取り出した懐柔のアイテムが、さらなるバトルの呼び水となるアイテムとなってしまうのだから、もう可笑しくてたまらない。

どんなアイテムかというと、チューリップ、コブラー、画集、スコッチ、葉巻、ドライヤー、コロン...

最初は、夫婦対決であったはずが、男女対決になり、子供の喧嘩について協議するはずが、仕事、家庭、結婚生活、教育の話にまで及ぶ徹底討論会の様相を呈してくる。

この修羅場の元凶であった、喧嘩をしたザッカリーとイーサン。肝心の子供たちは、今日も元気に仲良く公園を走り回っている。子どもは喧嘩をしたって無邪気なものだ。そして、ハムスターも公園で元気に生きている (笑)。


◆ Pros
- テンポのよい対話劇
- 対話から人間性を映し出す


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