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ショートショートにて

2009.07.09.Thu.01:11
先月は、やんごとなき事情でちょっとだけ一 時帰国しておりました。その一時帰国中にちゃっかり、 ショート ショート フィルム フェスティバル&アジア Short Shorts Film Festival & Asia 2009 (SSFF) に顔を出してきました。

この映画祭、ゲストも数多く登壇してかなり楽しいイベントなのに、意外と知られていないのが残念です。

そして、なんとなんと、タイミングよくユ・ジテ (유지태) 登壇とあらば行かねば~!ってことで。

俳優でありながら最近監督業に力を入れているユ・ジテは、SSFF に例年参加していますが、ワタシは昨年ユ・ジテ監督作品を見逃していたので、我ながらミーハー癖健在と呆れつつも、今年こんなタイミングで帰れるとは何かのご縁かと (笑)。

上映後、ロビーで談笑していたユ・ジテがあまりに格好良くて、ボーっと見とれてしまい、すっかり写真を撮るのを忘れてしまいました。もう、大失態!


毎年アジア系の短編を中心に鑑賞しますが、今年はアジア系 15 本、アカデミー賞がらみ作品で構成されたアカデミープログラムから 5 本、計 20 本を楽しみました。

あまり覚えていない印象の薄かった作品は除き、覚えている作品だけ一言レビューをば...と言いつつ、無駄に長いです^^;

短編って、切り返しとかオチがビシっと決まってないと面白くないですね。今回は、気のせいか子どもが登場する作品が多かったような・・・

個人的に 「面白かった!!」 という作品には  を付けてみました。アカデミー賞の冠を信用しているわけではありませんが、アカデミー賞に絡んだ作品は、さすがという感じでした。




shortshorts



Asia International & Japan Program より


Invitation 招待
(韓国 / 監督: ユ・ジテ)

ユ・ジテは監督・脚本・主演を兼ねていました。人間同士のコミュニケーションが足りない現代社会を描いた作品で、スタイリッシュにまとまっていました。

「Invitation」 は撮影手法が面白くて、静止画をタッタッタッタとつなぎ合わせたような映像。クリス・マイケル監督の 「ラ・ジュテ」 へのオマージュ作品として製作されたそうで、その撮影手法を取り入れたとか (その作品についてはワタシは未見)。

これを見て 「2046」 をちょっと思い出したのだけれど、上映後のユ・ジテ Q&A で、ウォン・カーウァイ監督の 「2046」 もクリス・マイケル監督の影響を受けているという話をしていたので、「あら、やっぱりぃー」 と思ったのでした。


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Pair of Shoes 少女の靴
(スリランカ / 監督: Nalin Chaminda Meemanage)

ドキュメンタリーを見ているような作品で、内戦状態のスリランカが描かれています。最初から、なんとなく犠牲になるのは子供だろうなと想像できてしまい、驚きはありませんでした。最後、子供はたくましいけれど、やはり痛ましいなぁと。


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The Playing House 一人あそび
(韓国 / 監督: イ・ジユン)

ジャンルはホラーになっているのですが、イ・ジユン監督いわく、テーマは家庭崩壊。どちらかと言うと社会性の強い作品だなぁと。元々子供が持っている残虐性ものぞかせていました。


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Half Kenneth ハーフケニス
(日本・アメリカ / 監督: 落合賢)

第二次世界大戦中に、日系アメリカ人が収容されたマンザナール強制収容所の話。

短編の割りには、なんだかお金かかっていそうで、長編の一部を切り取ったような感じの作品。上映後の Q&A で落合賢 監督いわく、この短編を基に長編を企画中だとか。なんだ、やっぱりねぇ。投資を集めるためのプロモビデオのような気がしないでもないような・・・(イジワルなワタシ)。でも長編になったらそれはそれで楽しみです。


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Prarambha 始まり
(インド / 監督: Santoch Sivan)

やっぱりインドって躍動感があるというか、力がみなぎっているというか。コメディなのですが、扱っているテーマは、本来コメディになりずらい HIV という重苦しいテーマなのです。たった 13 分なのに、笑いもたくさん、意外性あり、話の切り返しもあり、見ていて希望が持てますね。こんな短編にもかかわらず主演はインドのスーパースターだそうです。


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First step 恋文から
(日本 / 監督: 大森研一)

上映時間 1 分 7 秒 !!!超短編です。「ストップ!温暖化部門」 エントリー作品ですが、エコだけに上映時間も無駄を省いたのかしら?? 笑える~。


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Han River Bridge 漢江にかかる橋
(韓国 / 監督: ファン・ドングン)

漢江にかかる橋から自殺を試みる男の話と聞けば、あらま、My ご贔屓衆のチョン・ジェヨン主演の 「キム氏漂流記」 (ワタシは未見) とプロットが見事にかぶるじゃないですか。これはチェックしておかねば、ってことで見てみました。期待したほど笑えず、短編なのにちょっとクドイなぁ。


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Capsule カプセル
(日本 / 監督: 瀬戸裕介)

二錠のカプセルのうち一錠、つまり生死を選ばなかればならない状況に陥った人々の話。薬の治験と人生の究極的な選択を重ね合わせて見せるところは面白かったです。でも、最後のオチはとても哀しい。


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Who is it どちら様ですか?
(韓国 / 監督: チャン・セギョン)

これも、家庭と子どもの話。なんてことのない話だなぁと思ったら、最後はぞぞっとしました。


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A Little Step ア リトル ステップ
(日本・アメリカ / 監督: 中村哲平)

伊原剛志が企画、脚本、製作総指揮、出演の話題作でしたが、うーーーむ。間延びした感じがして退屈でした。自分探しの子どもと大人が出会うというプロットは面白いのだけど、別に舞台を L.A にしなくてもね。


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This will all make perfect sense someday 100%完璧な彼女
(ベトナム・日本・アメリカ / 監督: Long-Cuu Phan)

社会派、ドラマ作品の多い短編の中でロマンスジャンルは珍しいような。ダラダラと長編を見るより、サクサク爽快で、ホロリというところはヨカッタです。


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Shaggy-dog Story 踊るイヌ
(韓国 / 監督: チョン・ソング)

きゃはははは。踊るイヌが主役だなんて、あまりにばかばかしくて、個人的にはツボにはまりました。実は踊れるだけじゃなくて・・・。今回見た韓国作品ではこれが一番面白かったです。コメディには甘いなぁ、ワタシ。


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Migration 愛する人を守るために 
(インド/ 監督: Mira Nair)

このインド作品も、エイズがテーマです。こちらはシリアスドラマですが、先が読めてしまって、個人的には、 「Prarambha 始まり」 の方が面白かったですね。




Academy Program より


Tanghi Argentini アルゼンチン・タンゴ
(ベルギー / 監督: Guido Thys)

ベルギー版 Shall we dance? って訳ではありません。オチが、ええーーっ、そういうことだったの?とほっこりさせられる作品です。


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Gregor's Greatest Invention グレゴールの素敵な発明
(ドイツ / 監督: Johannes Kiefer)

足が弱っている祖母のために何とか歩けるようにと、あれこれ発明するグレゴール。最後には素敵な発明品が完成!!!


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New Boy 新しい友だち
(アイルランド / 監督: Steph Green)

アフリカからやってきた転校生の少年。この少年がどのように新天地に溶け込んでいくかを追ったもの。大人が乗り越えられない壁もひょいと飛び越えてしまう、子どもの純粋な世界が生き生きと描かれていました。原作がちゃんとあるそうです (ロディ・ドイルの短編小説 「New Boy」 )。


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Toyland おもちゃの国
(ドイツ / 監督: Jochen Alexander Freydank)

ナチスドイツ下、母親は、仲良しのユダヤ人の友だちを持つ息子に、連行されるユダヤ人は 「おもちゃの国」 に行くのだと説明すると、息子はおもちゃの国に行きたくて、ユダヤ人とともに消えてしまうという話。この結末は、ちょっと涙ものでした。



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The Mozart of Pickpockets スリ 2 人と 1 人の少年
(フランス / 監督: Philippe Pollet-Villard)

短編だけど、30 分という長さ。 これは、めちゃくちゃ面白かったです。今回見た作品の中ではダントツで、さすがアカデミー賞受賞の短編作品。本来、スリは犯罪者なのに、犯罪として断罪せずに、観客が笑って許せてしまうコミカルさとの微妙なバランスがいいですね。






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